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Column

WordPressリニューアルの進め方|作り替え・別構成への移行・切り替え手順まで解説

『WordPressで作った自社サイトが古くなってきたが、どう手をつければいいか分からない』 『テーマだけ新しくすればいいのか、一から作り直すべきか迷っている』


自社のホームページを見直す際、どこから手をつけるべきか迷う方も多いのではないでしょうか。


失敗を防ぐためには、WordPressのまま刷新するか、作り替えるか、別構成へ移すかを決め、テスト環境や切り替え、運用体制まで含めて設計することが大切です。


本記事では、自社サイトをWordPressからNotionとAIで管理する形へ移した経験を持つ株式会社INFLUの中野匡浩が、WordPressリニューアルの進め方と判断基準について解説します。


依頼前に押さえておきたい要点は、次の3つです。


  • テーマ変更だけでは足りないことが多い
  • WordPress継続か別構成か、3つのルートを先に整理する
  • テスト環境と切り替え手順を決めてから着手する




WordPressのリニューアルとは?更新・改修・作り替えとの違い

WordPressのリニューアルは、既存サイトの見た目、構成、コンテンツを刷新する作業です。


単なるテーマ(デザインテンプレート)の変更から、サイト全体の作り直しまで、規模には幅があります。


現状の課題に合わせて、どの手法を選ぶか検討してみてください。


更新・改修・リニューアルの違い

ホームページの変更方法は、規模によって以下の3種類に分かれます。


  • 更新:記事や文言を、既存テーマのまま変える
  • 改修:特定ページや一部のデザインを直す
  • リニューアル:テーマ、デザイン、導線、情報設計を刷新する


リニューアルには、状況によってWordPressのシステム自体を作り直すことも含まれます。


リニューアルを検討すべき5つのサイン

本格的な見直しが必要になるサインは、次の5つです。


  • テーマが古く、スマートフォンでの表示や読み込み速度が弱い
  • 追加機能(プラグイン)が増えすぎて、動作や更新が重い
  • 保守費は払っているのに、更新や改善の提案がない
  • 軽い文言修正のたびに制作会社の対応待ちが発生する
  • 管理画面が複雑で、社内で簡単に触れない


これらの状態が続いている場合は、一部を直すだけでは根本的な解決にはなりません。


WordPressリニューアルの3つのルート

ルート選びを誤ると、費用と時間だけかかって、公開後にまた更新が止まる運用が残ってしまいます。


自社の体制や目的に合わせて、最適な進め方を見極めることが大切です。


以下の3つの選択肢から、自社に合うルートを検討してみてください。


1. テーマとデザインの刷新(WordPress継続)

このルートは、会員機能や予約、ECなどWordPressで運用する明確な理由がある場合に適しています。

加えて、社内に更新担当者がおり、日常的な管理ができることも向いている条件です。

ただし、テーマを変えるだけでは、既存の追加機能への依存や保守の問題は残る点に注意が必要です。


2. WordPressでの作り直し

このルートは、古い独自のカスタマイズが多く、部分的な修正が効かない場合に選びます。

見た目だけでなくシステムを全面刷新するため、テスト環境での入念な確認が不可欠です。

また、既存のURLを維持しながら作り変える場合は、確実な移転設定の設計も求められます。


3. WordPressから別構成への移行

会社案内が中心のサイトで、制作会社任せで更新が止まっている場合に向いています。

毎月の保守の内容が見えづらく、コストに見合わないと感じている企業にも適した選択肢です。

管理画面の複雑さから解放され、社内での運用を軽くしたい企業がこのルートを選ぶケースが増えています。


WordPressを継続するか、別の構成へ移行するか迷っている場合は、一緒にルートを整理するところからご相談いただけます。


自社サイトをWordPressからNotionとAIによる管理へ移した実体験を活かし、公開後も社内で無理なく更新できる体制づくりをご提案します。

こちら


リニューアル前に決めること

何のためにリニューアルするかと、いま何が止まっているかを先に整理しておく必要があります。


ここが曖昧なまま進めると、単にテーマだけを新しくして終わりになりがちです。


まずは社内で現状の棚卸しと目的の共有を行いましょう。


リニューアルの目的を明確にする

「問い合わせの質を改善したい」「会社情報を最新にしたい」「スマートフォンで見やすくしたい」など、目的を具体的に設定します。


あわせて、「更新を自社で回せるようにしたい」といった運用面での目標も定めておくことが大切です。


目的が決まっていれば、制作会社から届いた提案を比べるときも、どの案が自社の目的に近いかで判断できます。


現状のサイトの棚卸しを行う5項目

依頼前に確認しておくべき現状の項目は、次の5つです。


  • WordPress本体やテーマの更新状況
  • 使っている追加機能(プラグイン)の一覧
  • 現在誰が承認して公開しているかという社内体制
  • 保守契約の範囲と作業内容
  • 主要なURLとアクセス計測の状況


これらを把握しておくことで、制作会社との初回の打ち合わせがスムーズに進みます。


WordPressリニューアルの進め方(7ステップ)

リニューアルを進める際は、テスト環境での確認と、切り替え手順まで含めた流れで進めることが大切です。


見切り発車で本番環境を触ってしまうと、公開後のトラブルにつながります。


実際の作業手順は、次の7つです。


STEP1 データベースとファイルのバックアップ

まずは、既存サイトのデータベースとファイルのバックアップを必ず取得します。

あわせて、現在使っているテーマや追加機能(プラグイン)の設定内容も記録しておきましょう。

万が一作業中にトラブルが起きても、すぐに元の状態に戻せる準備をしておくことが大切です。

STEP2 本番と同じテスト環境の用意

本番環境のURLを直接触ることは避け、必ずテスト用の環境を用意します。

本番と同じ構成を複製し、新しいデザインやシステムの動作確認を安全に行うためです。

テスト環境を挟むことで、公開中のサイトを止めずに作業を進められます。

STEP3 サイトマップと不要な機能の整理

テスト環境ができたら、サイト全体のページ構成(サイトマップ)と役割を見直します。

この段階で、今まで使っていなかった不要な追加機能も整理してください。

中身を身軽にしておくことで、リニューアル後の動作が軽くなり、将来の更新もしやすくなります。

STEP4 テスト環境での表示と動作確認

構成が固まったら、テスト環境上で各種機能が正しく動くかを確認します。

お問い合わせフォームの送信テストや、スマートフォンでの表示崩れがないかを見てください。

アクセス計測の設定や、ページ間のリンク切れがないかの確認も重要です。

STEP5 切り替え手順と移転設定の準備

本番へ反映させる前に、切り替えを行う日時と社内の担当者を決めます。

URLが変わるページがある場合は、古いURLから新しいURLへの移転設定を準備しておきます。

あわせて、切り替え後に不具合が起きた場合の「戻し方」も事前に決めておきます。

STEP6 本番への切り替えと即時確認

準備が整ったら、予定した日時にテスト環境の内容を本番環境へ切り替えます。

切り替え直後に、主要なページが表示されるか、フォームが正しく動くかを素早く確認してください。

アクセス計測ツールが正常に動いているかも、このタイミングで必ずチェックします。

STEP7 公開後の運用体制の決定

公開した日から、新しい運用体制での更新が始まります。

公開されたサイトの情報を誰が更新し、システムの保守を誰が担うのかを明確にしてください。

更新と保守の担当まで決めておくと、公開後も更新が止まりにくくなります。



費用の考え方

リニューアルにかかる費用は、どこまで作り直すかと、公開後の運用まで含めるかによって大きく変わります。


気をつけたいのは、目先の初期制作費だけで依頼先を決めてしまうことです。


運用設計が含まれていないと、公開後の更新や保守で予想外のコストが残るケースがあります。


費用を左右する5つの要素

リニューアルの費用は、主に次の5つの要素で変わります。


  • テーマの種類(無料・有料)とカスタマイズの深さ
  • ページ数と、フォームや会員機能などの必要な機能
  • 原稿や写真を自社で用意するか、外注するか
  • テスト環境、データの移行、URLの転送設定(リダイレクト)の設計
  • 公開後の更新や保守まで含めた運用設計の有無


特にテスト環境や移行の設計、公開後の運用設計は、見積もりから外れていても気づきにくい項目です。


見積もりの金額に差があるときは、どの要素が含まれているかを先に確かめると、差の理由が分かりやすくなります。


見積もりで見比べる3つの点

見積もり書を確認する際は、次の3つを分けて比較します。


  • 今回の初期制作にかかる費用
  • 公開後の更新作業にかかる単価
  • 月々の保守に含まれる具体的な作業内容と、自社で触れる範囲


表面的な金額だけでなく、長期的な運用コストも含めて検討してみてください。


失敗しやすいパターン

リニューアルの失敗の多くは、目的と運用設計が曖昧なまま、テーマ変更だけで着手しているケースです。


見た目だけを新しくしても、使いにくさが残ったままでは意味がありません。


よくある失敗事例を知り、事前の対策に役立ててください。


注意すべき失敗パターンは、次の6つです。


  • 問い合わせへの導線が弱いまま、見た目だけを刷新してしまう
  • バックアップを取らずに、本番環境を直接変更してしまう
  • 使っていない不要な追加機能(プラグイン)を残したままにする
  • 公開後の更新担当者が未定のまま進めてしまう
  • 保守契約の中身を確認しないまま、依頼先を決めてしまう
  • 切り替え日の戻し方を決めずに、本番へ反映してしまう


これらの事態を防ぐためにも、テスト環境の用意と運用体制の決定は省かないようにします。


WordPressを使い続けるか、別構成へ移るか

リニューアルを機に、WordPressを使い続けるか、別の仕組みへ移るかも比べておきましょう。


判断の軸は、仕組みの名前ではなく「自社に必要な機能があるか」と「継続して運用できるか」です。


移行するかどうかは、セキュリティの不安だけで決めず、次の5つの観点で比べます。


  • 更新の頻度
  • 社内で更新を担当する人
  • 必要な機能
  • 移行にかかる費用
  • 改善を回す速さ


5つのうち、更新の担当や改善の速さで今の仕組みが追いつかないなら、移行を検討する価値があります。


WordPressのセキュリティ面の不安を先に確認したい方は、下記の記事をご覧ください。

【危険】WordPressの脆弱性とは。リスクをなくすためにWordPressを使わないAIを活用したHP制作・運用も解説influhp.com


WordPressを使い続けやすいケース

社内に更新担当者と緊急時の連絡先があり、必要な機能が整理されている場合は継続に向いています。

会員サイトや予約システム、ECなど、WordPressならではの機能で運用する明確な理由がある場合も同様です。

プラグインの管理やセキュリティ対応を自社で把握できているのであれば、そのまま使い続けるのが現実的です。


別構成への移行を検討しやすいケース

保守費を払っているのに作業内容が見えず、軽い文言修正も外部待ちになっているなら、移行を考えるサインです。


使っていない機能や独自のカスタマイズが増えて更新できず、会社案内が中心なのに運用負荷が高い場合も、別構成への移行を比較候補に入れてください。


リニューアルをしても更新や改善が回る見込みが立たない場合は、作り替えとあわせて運用の仕組みそのものを見直す時期です。


別構成へ移す選択肢

WordPressから離れる選択肢のひとつに、Notionで情報を管理し、AIで制作と修正を支援し、公開は別の基盤で行う形があります。


これは、公開サイトからWordPress本体やデータベースを外し、情報管理と公開を分けるアプローチです。


WordPress固有の管理対象が減るため、情報の更新を社内で進めやすくなります。


移行が向いている企業と向かない企業

この構成は、「制作会社任せで更新が止まっている」「少人数で改善を回したい」というケースに非常に向いています。

複雑なシステムを必要としない、会社案内が中心のコーポレートサイトにも適した形です。

一方で、会員機能や予約、ECなど、WordPressでしか回せない複雑な機能が中心の案件には向きません。


ドメインや権限の管理について

別の構成へ移行しても、自社のドメイン(URL)の契約やお問い合わせフォームの管理は引き続き必要です。

さらに、各種ツールを利用するためのアクセス権限を誰が持つかといった管理も求められます。

移行すればすべて手放しで安全というわけではないため、社内に最低限の管理体制を残すことが大切です。


ホームページのAI化というアプローチ

株式会社INFLUの自社サイトでは、この構成を取り入れたことで、サーバーにかかるランニングコストを0に抑えています。


ホームページのAI化の仕組みや進め方を詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。

こちらinfluhp.com


まとめ

WordPressのリニューアルは、テーマ刷新、WordPressで作り直し、別構成への移行の3つのルートがあります。


目的と現状の棚卸しを行い、ルート、テスト環境、切り替え、運用設計の順で決めていくことが大切です。


テーマ変更だけでは、公開後に更新が止まる運用が残ってしまう可能性があります。


リニューアルのルート選びを含め、依頼内容を一緒に整理したい方はご相談ください。


株式会社INFLUには、自社サイトをWordPressから移行し、専門知識がなくても更新できる仕組みを構築したノウハウがあります。


単に既存のホームページを作り直すだけでなく、公開後に自社で更新と改善を続けられる運用づくりまで支援しています。

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