LINE公式アカウントの中でも集客・宣伝に使える「リッチメニュー 」には、アクションラベルという機能が存在します。
しかし、アクションラベルは様々な端末に応用できる便利な機能であるものの、他の機能に加えてまだまだ使われていないのが現状です。
この記事では、リッチメニューにおけるアクションラベルの使い方や特徴を解説します。
目次
リッチメニューのアクションラベルには3つの特徴があります。
LINE公式アカウントにおけるリッチメニューのアクションラベルとは、スマホの音声機能を活用して登録されているテキストを読み上げる機能を指します。
リッチメニューとは、LINE公式アカウントにおけるトーク画面に固定で表示できるオリジナルの固定メニュー機能です。
リッチメニューにアクションラベルを設定しておくと、メニューを開かなくても音声で自社商品・サービスの宣伝が可能になります。
リッチメニューのアクションラベルは、OSの音声読み上げ機能にも対応しています。
アクションラベルに搭載されているOSの音声読み上げ機能により、画面を見ずにスマホの操作が可能になるのが特徴です。
アクションラベルを活用することで、眼の見えないユーザーに対してのアプローチが可能になるほか、ユーザーの視覚だけでなく聴覚に対しての効率的な宣伝が実現できます。
リッチメニューのアクションラベルには、最大20文字のテキストを登録できます。
20文字という限られた範囲の中で、いかにしてより多くの人に自社商品・サービスの「名前」や「メリット」を伝えられるかが大きな鍵となります。
アクションラベルの有効化には端末によって設定方法が異なるため、是非一度目を通しておきましょう。
iPhoneでアクションラベルの音声読み上げ機能を有効にするときは、「VoiceOver」機能をオンにしましょう。
VoiceOver機能は、以下の手順でオンにできます。
Androidでアクションラベルの音声読み上げ機能を有効にするときは、「TalkBack」機能をオンにしましょう。
TalkBack機能をオンにする方法は、以下3つがあります。
ここからは、アクションラベルに入れるべき内容を3つ解説します。
自社商品・サービスのPRをより簡潔かつ効果的に行うためにも、是非一度以下の点に目を通しておきましょう。
リッチメニューのアクションラベルに入れるべき1つ目の内容は、自社商品・サービスのクーポンやリンクです。
アクションラベルの内容を「聞いただけで印象に残る」クーポンや、ユーザーの使いやすさに特化したページへのリンクを添付しましょう。
この場合、アクションラベルだけでなくリンクの遷移先のページの最適化やモバイル対応、SEO対策も必要不可欠となります。
リッチメニューのアクションラベルに入れるべき2つ目の内容は、ラベルをタップしたときのメニュー名・動作内容です。
メニュー名には、ユーザーがラベルをタップしたときに表示されるテキストに商品・サービスの名前や特徴を含めるのがポイントとなります。
動作内容においては、ユーザーがアクションラベルをタップした際に発生する処理の内容を記述しましょう。
リッチメニューのアクションラベルに入れるべき3つ目の内容は、ラベルをクリックした後にユーザーに「行ってほしい」アクションです。
ユーザーがアクションラベルをタップした際に、自社商品・サービスに興味を持ったとしても「次にどうすればよいか」を示さないと売上には繋がりません。
アクションラベルには、ユーザーが「耳にしたあとに起こして欲しい行動内容」を簡潔かつ具体的に書くことを心がけましょう。
以下では、アクションラベルを設定する上での具体的な手順を3つ解説します。
まずは「LINE Official Account Manager」にログインし、「リッチメニュー」を選択しましょう。
メニュー一覧における「トークルーム管理」欄から「「リッチメニュー 」ボタンをタップすることで、次のステップに進みます。
「リッチメニュー 」を選択したら、次は「作成」ボタンをクリックして必要な項目情報を入力しましょう。
必要な項目情報は、主に以下があります。
自分で項目を入力するのに不慣れな場合、画面右側における「デザインガイド」ボタンをタップすると、装飾やテキストの書き方についてのヒントを得られます。
リッチメニューにおける項目情報の入力が完了したら、次はテンプレートを選択するステップです。
リッチメニューのテンプレート選択画面では、専門知識がなくてもアカウントの見た目のデザインが行えるよう、豊富なテンプレートが用意されています。
まずは枠組みを決定し、その後に各ブロックにおけるデザインや記述する内容を決めましょう。
LINEのリッチメニュー については、以下の記事も参考にしてください。
リッチメニューのテンプレートを選んだら、次は「リンクとクーポン」を選択してアクションラベルの設定を行いましょう。
「リンクとクーポン」をユーザーがタップしたときに音声として流れる内容を20文字以内のテキストで記述したら、アクションラベルの設定が完了となります。
ここからは、アクションラベルを設定するときのポイントを3つ解説します。
アクションラベルを設定するときの一つ目のポイントは、ひと目でユーザーの気を引くデザインを心がけることです。
リッチメニューやアクションラベルでは、ユーザーの視聴各方面においての「第一印象」が最大のカギとなります。
アクションラベルを設定する際には、公式アカウントを訪れたユーザーが「ちょっとタップしてみようかな」と思えるデザイン・内容にすることを心がけましょう。
アクションラベルを設定するときの2つ目のポイントは、抽象的な表現より具体的な根拠を加えた音声を挿入することです。
根拠やデータを付与せず自社商品・サービスの強みをアピールするのではなく、自社や商品・サービスの売上実績など具体的な数字を含めることがポイントとなります。
具体例としては「〇〇に自信あり」「〇〇におすすめ」といった抽象的な表現ではなく、「会員数〇〇人突破」や「〇〇地域における売り上げナンバーワン」などです。
また売上や会員数だけでなく、「〇〇さん絶賛」など影響力のある人材を活かしたインフルエンサーマーケティングを取り入れることも選択肢の1つです。
アクションラベルを設定するときの3つ目のポイントは、「幅広いユーザの使いやすさ」を心がけることです。
アクションラベルを作成する際は、「目の見えない方にもわかりやすい音声ガイド」を作成するというイメージを前提としておきましょう。
またアクションラベルに含める内容には、外来語や難しい専門用語を簡単な言い回しでわかりやすく伝えるなどの工夫も加えてみてください。
LINEのリッチメニューにおけるアクションラベルの特徴や使い方、入れるべき内容や使用上のポイントを解説しました。
アクションラベルは視覚だけでなく、人の「耳」に直接アプローチできる広報ツールでもあります。
皆さんもアクションラベルを積極的に活用し、自社商品・サービスにおける具体的な実績や期待されるメリットをより多くのユーザーへ伝えていきましょう。
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