株式会社グラウンドは、関西圏を中心に不動産仲介サービスを提供しています。
中核事業の「ゼロ仲介」では、新築一戸建てを仲介手数料無料で紹介しています。
グラウンドが不動産仲介を主軸としながら、注力している領域がメディアの運営。
住宅ローンの金融機関選びや、返済シミュレーション、住宅補助金など、新築物件購入に関する疑問に応える「ゼロ仲介のかうまえブログ」や、不動産流通など業界の裏話を配信するYouTubeチャンネル「ゼロ仲介チャンネル」などを運用しています。
IT化が進まないと言われる不動産業界で、Webマーケティングに力を入れている会社は異例。
業界内の様々な会社に、そのノウハウを伝えようと考え、スクールを行おうと考えました。
しかし、スクールの集客ノウハウに欠けていたため、INFLUに集客施策などの支援を仰ぎました。
支援内容や成果について話を聞きました。
【鈴木 宏治】 株式会社グラウンド代表。宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー。関西大学法学部法律学科卒業後、不動産業界へ。不動産仲介会社で住宅売買仲介業務に携わる中で、不動産業界の流通の仕組みや購入費用が高すぎることに疑問を持ち、仲介手数料無料で仲介する現在の会社を設立しました。 |
ーーまずはじめに自己紹介をお願いします。
当社は大阪市北区に本社を構える不動産仲介業を行っており、開業して9年目を迎えます。
新築一戸建てや土地、マンション売買の仲介をメインで行っています。特筆すべき点として、Webを活用して戦略的にマーケティング活動を行っています。
2016年4月に新築一戸建ての購入をサポートする情報を発信する「かうまえブログ」をスタート。
2018年5月にTwitter、その年の6月にInstagramの運用を始めました。
2019年1月に動画チャンネル「ゼロ仲介チャンネル」を開設し、10か月後に登録者数が1,000人を突破。2020年11月には3,000人を達成しました。
ーー紙文化が根強く残り、IT化が進まないと言われる不動産業界では珍しい戦略です。
当社は4名という少数精鋭で事業を展開しており、スピード感を重視しています。
迅速かつ安定的に業務を遂行し、顧客の要望に応えるためにはデジタル化が必須の領域でした。
また、規模の小さい組織が認知度を高める効率的な方法が、Webマーケティングでした。
ーーその手法が業界内でも注目されるようになりましたね?
はい、どのように戦略を構築し、業務遂行に当たっているのかを知りたいという声が同業他社から聞かれるようになりました。
不動産仲介業界において、Webによる集客は一部の大手企業が市場を独占しています。
中小企業がWebを活用して積極的に情報を発信し、集客に努めなければ大手企業の寡占化が進んでしまうことを危惧していました。
そのため、Webマーケティングを有効に活用する方法を、オンラインスクール形式で多くの中小企業オーナーに広めたいと考えていました。
しかし、そのオンラインスクールの運営に関するノウハウに欠けていました。
ーーそこで、INFLUに支援をご依頼されたのですね。依頼内容について教えてください。
オンラインスクールの開催に必要なものすべてを依頼しました。特に集客戦略や施策実行支援業務が中心でした。
当社はWebマーケティングで、YouTubeチャンネルやオウンドメディアの運営を行っていますが、BtoCが中心です。BtoB集客のノウハウは持っていません。
しかも、時間をかけて少しずつ認知度を高めるSNSやオウンドメディアと異なり、スクールは短い期間でまとまった数の集客をしなければなりません。
スクールの集客の難易度が高いことはある程度覚悟していました。
そのため、Webを活用して集客支援を行ってくれる会社を探しました。
目ぼしい会社はいくつか見つかったのですが、決定打に欠けているように感じていました。
ーーINFLUに依頼したきっかけは何ですか?
代表(水戸 良太)とは、3年前からの知り合いで、Twitterもフォローしていました。
INFLUはWebマーケティングのプロフェッショナルで、戦略構築から集客施策の提案、実行まで、川上から川下までの支援を得意としていたことを思い出しました。
スクールは長期的に取り組みたかった事業です。
キャンペーンの立ち上げや広告による一過的な集客よりも、積み上げ型の集客手法を一緒に構築したいと考えていました。伴走型の支援を行っているINFLUが最適だと思ったのです。
ーー実際に依頼してどうでしたか?
私や当社への負担が極めて少なかったという印象を持っています。
私は長い間Webマーケティングに関わっていたため、集客の大変さは身に染みてわかっています。
スクールを始めようとした当初、私の日々の仕事はほとんど集客の仕事に取られると考えていました。
伴走型の支援をしているとはいえ、「あれ準備してほしい」「これを用意してほしい」といった要望を出すことは、コンサルティング会社にありがちです。
ーーINFLUとの仕事はやりやすかったと?
はい。私自身が何かをしたという記憶がほとんどありません。
それくらい手放しで動いていただいた印象があります。私はミーティングに参加して話を聞き、やりたいことや実現したいことを伝えました。
INFLUのチームは私の言葉を受け止め、掬い取って現実的な要素に落とし込んでくれました。
私の伝えた言葉に具体的な内容は少なかったかもしれません。
しかし、イメージを確実に形にし、実行してくれました。
打ち合わせを重ねるごとに、集客に必要な打ち手が次々と決まりました。
チーム全体のスピード感も早く、安心して任せられました。
ーー結果はいかがでしたか?
LINEを活用して短い期間で150名のリストを集め、不動産オンラインコミュニティを構築することができました。
そこからの売上が825万円を超えました。
当初の予想を大幅に上回るもので、自分でも驚いています。
間違いなく言えるのは、自分だけで集客していたらこのような結果は得られなかったということです。
INFLUのチームが戦略を構築し、課題や問題点を見抜いて解決策を導いたからこその成果だと考えています。
ーー代表はじめ、マーケティングチームの雰囲気はどうでしたか?
好感を持ったポイントが2つあります。
1つはWebマーケティングに関する深い知見を有していることです。
Webの世界では様々なKPIがあり、その達成状況を数字として表すことができます。
重要なのはその良し悪しを判断する勘所です。INFLUの経験の深さを感じました。
INFLUは「この数字が良い」ということを、競合他社や具体例を交えて説明してくれます。
LINEのリスト数150が良いのか悪いのかは、容易には判断できません。
それが良いものだと判断できたからこそ、825万円の売上という想定外の実績が得られたのでしょう。
半信半疑の状態であれば、集客施策を別のものに転換してしまうかもしれません。
最後まで自信を持たせてくれたことには感謝しています。
もう1つはチームの関係性が良好で、コミュニケーションが円滑なことです。
Webマーケティングはチームで動かすことが基本です。
コミュニケーションのわずかなズレが、進行の遅れにつながります。
良好なチームに囲まれ、気持ちよく仕事ができました。
ーー鈴木さんから見る弊社の強みを教えてください。
何と言っても、安心して任せられるところです。
オンラインスクールやコミュニティは走り始めが重要で、成功のカギを握っていると考えています。
一度トラブルが起こると、信頼が崩れて集まった人がいなくなってしまうことも少なくありません。
もちろん、当スクールでトラブルは起こっていないのですが、もし何かあったときでもINFLUがサポートしてくれる、INFLUが大事に至る前に何か手を打ってくれると考えることができます。
その安心感が得られたことは非常に心強いですね。
ーー今後もお取引を継続していただけますか?
ぜひ、引き続き支援していただきたいと思っています。
今回、当社の事業をBtoCからBtoBに広げることができました。
Webを活用できる不動産の領域は広く、既存事業の拡大や新規事業の立ち上げに戦略構築は不可欠です。
私だけでそれを行うのは難しく、今回と同じように伴走して欲しいと考えています。
業務を丸投げするのとは異なり、INFLUは抽象的なイメージを正確に汲み取って、形にしてくれました。
一緒になって考えてくれるため、自分自身も成長している実感が得られます。
そうかといって、煩雑な業務に忙殺されるわけでもありません。
自分や当社のリソースを必要な領域に集中できます。
INFLUとの仕事は、伴走型支援の本来的な活動だと感じています。
インタビューの様子は動画でもご覧いただけます。
INFLUへ相談したいという方は、LINEからお気軽にお問い合わせください。