「これからLINE WORKSを使おうと思っているんだけど、どんなツールなの?」
「導入を検討する前に危険性があるのか知っておきたい」
このように考えている企業担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
LINE WORKSはビジネス利用に特化したLINEで、機能が高いのはもちろんセキュリティ性にも優れています。
ただ、利用時にはいくつか注意しておくべきポイントがあるのも事実です。
今回の記事では、LINE WORKSの詳細、危険性、注意点などをまとめて解説します。
これから自社にLINE WORKSを導入する予定があるという場合は、ぜひ参考にしてください。
目次
引用:LINE WORKS
LINE WORKSはビジネスに特化したLINEで、国内でも多くの企業に導入されています。
トークはもちろん、掲示板やカレンダー、資料共有などビジネスチャットに必要な機能が網羅されているのがポイントです。
普段使用しているLINEのの感覚で利用できるので、導入初期からすぐに使いこなせます。
コンプライアンスおよびセキュリティ認証も多数保有していることから、どの企業でも安心して利用することが可能です。
使いやすく安全なビジネスチャットを導入したい企業は、利用を検討してみると良いでしょう。
LINE WORKSはセキュリティが高く、使いやすいツールですが以下の危険性があります。
どのような点に危険性があるのか、それぞれ確認してみましょう。
LINE WORKSはISO取得を行っており、高いセキュリティを誇っています。
ただ、セキュリティが完璧というわけではありません。
不正アクセスやなりすましの危険性、人的なミスによる情報流出の可能性があります。
導入した後に対策をしていないと、トラブルが発生する場合もあるでしょう。
社内外でのトラブルを防ぐために、LINE WORKSを利用する場合は社内における利用時のルールを決めておくのが大切です。
LINE WORKSのやり取りは、管理者側で全て把握できます。
管理者画面で社員の個人トークはもちろん、タスク情報も全て確認できる仕様です。
監査においては、メンバーの利用履歴の確認までできます。
プライベートのLINEとの棲み分けはできますが、社内で使う個人チャットに関しては全て見られてしまうので注意しましょう。
LINE WORKSはさまざまなセキュリティ対策を施しています。
ただ、ヒューマンエラーによって資料やトークが流出してしまうと、取り返しが付かない場合があります。
また、スパイウェアやウィルスが混入しているアプリなどをダウンロードしてしまい、情報が流出することもあります。
ドキュメントには必ずパスワードを付けたり、社内マニュアルを整備したりと対策を施したうえで利用すると良いでしょう。
シャドーITは、会社のシステム管理者や情報統括部門が把握していないシステムやツールで、社員や取引先とのコミュニケーションや情報管理が行われることを指します。
管理者が把握していない端末の利用も含まれます。
管理者の管轄外で行われるため、どのような内容がやりとりされているのか把握できません。
社内で気づかない間に情報流出が起きている場合もあり、シャドーITが起きていると非常に危険です。
社内ルールとして徹底した周知を行いましょう。
LINE WORKSには、以下のようなサポート機能が備わっています。
LINE WORKSへの理解度を高めるために、それぞれの項目を1つずつチェックしていきましょう。
LINE WORKSではグループ管理がしやすくなっており、手間を省けます。
チーム1人1人の状況把握がしやすいため、安心して利用し続けられるでしょう。
また、ノートを共同で編集することも可能なので、情報共有のスピードが高いのがメリットです。
共有事項がある場合でも、チーム間でスムーズに共有し合えます。
チームワークを高められるチャットツールを求める企業にとって、特にメリットに感じられるでしょう。
LINE WORKSは監査・モニタリング機能が充実しており、社内の利用状況をスムーズに把握できます。
管理者であれば個人のメールやトークの内容を確認できるので、問題がないか精査することが可能です。
社員がリスクが高いコミュニケーションや問題がある言動をしている場合、すぐに対処できます。
問題を早急に察知できるので、トラブルにつながるリスクを抑えられるでしょう。
近年ではコロナ化の影響により、リモートワークが当たり前になりつつあります。
LINE WORKSでは、音声通話や複数人でのオンライン打ち合わせも可能です。
また、出張先や在宅ワークなどの場合でも、リモートコントロールができます。
デバイスがあれば、LINE WORKSで社員間で密なコミュニケーションを取ることが可能です。
LINE WORKSはファイル保存を制限する機能が備わっており、セキュリティを高められるのが強みです。
ファイルだけではなく、モバイル版アプリのダウンロードやアップロードを制限できます。
社員がマルウェアや、ウィルスが混入しているファイルをダウンロードするのを防げるでしょう。
徹底したセキュリティ管理を行えるのがLINE WORKSの強みです。
LINE WORKSは以下の各種規格を取得しており、高い信頼性を獲得しています。
規格 | 特徴 |
SOC2/SOC3認証 | 組織管理システム、プロセスなど総合的な内部統制の信頼性を保証する規格 |
ISO / IEC 27001、27017、27018 | 機密性(Confidentiality)、完全性(Integrity)、可用性(Availability)を維持していることを証明 |
LINE WORKSはデータセキュリティを強化しており、情報流出のリスクを抑えてくれます。
リアルタイムでのウィルス検知、スパムフィルタリングなどさまざまな機能が搭載されているのが強みです。
データセンターの管理も強化しており、認証スタッフ以外データセンターへ入れません。
すべての通信が安全に暗号化されていることも相まって、高いセキュリティを維持しているのです。
LINE WORKSを利用する際は、以下の注意点を把握しておきましょう。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
LINE WORKSでは、リモートコントロールで紛失したスマホからログアウトさせることが可能です。
さらにパスワードを変更することも可能なので、機密情報の漏洩を防げます。
このようにセキュリティレベルは高くなっていますが、社員が社用のスマートフォンをなくしてしまった場合の対処法も、必ず確認しておきましょう。
管理者への報告、その後の対応をどうするのかマニュアルで決めておくと安心です。
LINE WORKSでは引継ぎ機能が充実しており、退職者が書いたトークやノート、ファイルを残せます。
スムーズに次の社員に引き継げるので、ストレスなく情報を共有できるでしょう。
情報を引き継ぐ際のマニュアルも制定しておき、万全の状態にしておくことが大切です。
LINE WORKSはセキュリティが高く、信頼性に優れたチャットツールです。
ただ、社員の不注意や、ウィルス感染による情報流出の可能性が0というわけではありません。
情報が流出する可能性もあるので、トラブルが起きた際の対応も決めておきましょう。
特に社外への対応が急務になることが多いので、体制を整えておくのがおすすめです。
どのように説明して対応するのか、細かいところまで考えておきましょう。
LINE WORKSはセキュリティ性が高く、信頼性に優れたチャットツールです。
ただ、情報流出する可能性のもあるので、危険性や注意点を把握した上で利用する必要があります。
これからLINE WORKSを利用する予定がある場合は、今回の記事の情報をもとに体制を整えておきましょう。
もし、Webマーケティングで思うような成果が出ない、運用できるのか心配だということがあれば、INFLUにご相談ください。
Webマーケティングに特化したコンサルティングを行っており、集客に成功した事例を積み上げてきました。
戦略構築からKPIの設定、施策の実行支援まで、クライアントが抱える課題に寄り添ったコンサルティングを実施しています。
以下のページからお問い合わせいただけます。