「LINE公式アカウントを使いたいけれど、使い方がよくわからない」
「LINEのようにメッセージを送るだけじゃないの?」
このように考えていませんか?
特に初めてLINE公式アカウントを導入する場合は、どのようにすればよいかわからないですよね。
今回の記事では、LINE公式アカウントを使ったマーケティング戦略について詳しく解説します。
成功事例やおすすめのツールについても紹介しますので、LINE公式アカウントのマーケティングについて詳しく知りたい方は必見です。
目次
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリである「LINE」で企業や店舗が作れるアカウントのことです。
友だち追加してくれたユーザーに、企業や店舗から情報をユーザーに直接届けられます。
アカウント開設にかかる初期費用は無料であり、気軽に始められるのが特徴です。
実際にLINE公式アカウントを活用している企業や店舗は30万件以上もあり、ビジネスの場面でも活用が進んでいます。
日本国内の生活インフラともいえるLINEをマーケティングに活用することで、大きな成果を上げる企業が増えています。
LINE公式アカウントでは、主に以下の8つの機能があります。
それぞれの機能を詳しく確認していきましょう。
LINE公式アカウントでは、友だち追加をしたユーザーに対して、以下のような種類のコンテンツを配信できます。
1つのメッセージ配信の中で、3つの種類を組み合わせて同時に配信可能です。
例えば、動画と同時にクーポンを配信でき、ユーザーにとってお得な情報をダイレクトに送信できます。
自社サイトへ誘導する導線にもなるので、最も重要な機能だといえるでしょう。
友だち追加をしたユーザーと会話形式でコミュニケーションが取れる機能です。
ユーザーにとっては、わざわざ問い合わせフォームを使わなくても質問ができる便利な機能だといえます。
LINEのトークと同じようなコミュニケーションが取れるため、ユーザーとの距離を縮められる機能です。
応答時間外の問い合わせに対しては自動返信機能が活用できます。
ユーザーからのメッセージの内容に合わせて、200個の返信パターンを登録可能です。
リッチメニューは、ユーザーがLINE公式アカウントを訪問した際に画面下部に表示されるメニューです。
固定で画面上に大きく表示されるため、高いクリック率が見込めます。
クーポンやショップカードなどのメニューを表示させることで、ユーザーの行動を促せるでしょう。
リッチメニューはプランに関係なく無料で利用可能です。
メッセージ機能のように上限を気にすることなく、ユーザーに伝えたい情報を訴求できるのがメリットだといえるでしょう。
LINE VOOM投稿は、旧タイムライン機能です。
ユーザーはLINEの下部にあるVOOMアイコンをタップすることで、ショート動画や画像を閲覧できます。
企業や店舗はLINE VOOMで、写真や動画の他にもクーポンや位置情報などを投稿可能です。
LINE VOOMは友だち追加をしていないユーザーも閲覧できるので、配信する内容によっては新規でのユーザー獲得も可能です。
定期的なメッセージ配信と並行して使うべき機能といえるでしょう。
LINE公式アカウントでは、クーポンやショップカードを発行できます。
クーポンを受け取ったユーザーはお得だと思って、実際に店舗へ足を運ぶようになるでしょう。
ショップカード機能を使えば、ユーザーは複数のポイントカードを持つ必要がなくなり、紛失の心配からも解放されます。
紙のクーポンやショップカード発行にかかるコストを削減可能なのがメリットです。
LINE公式アカウントを使えば、コストを抑えて効果的な販促ができます。
LINEコールはユーザーが店舗や企業のLINE公式アカウントと通話できるサービスです。
無料で通話できるのが、ユーザーのメリットだといえます。
音声通話だけではなくビデオ通話も可能なため、チャットでは伝わりづらい内容でも簡単にやり取りが可能です。
通話したやり取りはLINE公式アカウントに履歴として残ります。
電話でのやり取りでは後から履歴を確認することは難しいですが、LINEコールを使えば後のフォローも簡単です。
LINE公式アカウントを順調に運用できているかどうかは、レポート機能で確認できます。
レポート機能を使えば、以下の項目を確認することが可能です。
自社のターゲットが友だちになっているかどうかや、配布したクーポンが販促につながっているかどうかなどが確認できます。
LINE公式アカウントを戦略的に運営する上で、欠かせない機能といえるでしょう。
LINE公式アカウントでは、目的に合わせたうえでユーザーに広告配信が可能です。
友だちを増やしたい、自社サイトへの流入数を増やしたいなどのニーズに合わせて広告が配信できます。
闇雲に広告を打つのではなく、ターゲットに対して効果的な広告を打てるのが最大の特徴です。
広告の効果はレポート機能で確認ができるので、改善しながら広告運用できます。
また、低予算からでも始められるのも嬉しいポイントです。
LINE公式アカウントを活用したマーケティングでは、以下5つの戦略を意識することが大切です。
それぞれの戦略を意識的に行うことで、マーケティング効果をさらに高められます。
LINE公式アカウントでは、顧客と直接コミュニケーションが取れます。
顧客からチャットやLINEコールで問い合わせがあった場合は、丁寧に対応しましょう。顧客の疑問や不安を解消することで、店舗への来店や商品購入につなげやすくなります。
例えば、クーポンの使い方がわからない顧客からLINEコールがあったとします。ビデオ通話で使い方をアドバイスすることで、顧客からの信頼を得られるでしょう。
チャットで自動返信機能を使うと効率的な運営ができますが、顧客の心を動かすのはきめ細やかな対応です。
個別で顧客とつながれるLINE最大の特徴を活かして、信頼を勝ち取りましょう。
LINE公式アカウントの運用は、継続的なコミュニケーションを行うことで成功に近づきます。
クーポンや特売情報などで顧客を刺激するのも大切ですが、計画的に顧客にとって有益な情報を配信することが重要です。
そこで、スーパーマーケットが運用するLINE公式アカウントを例にして考えてみましょう。
旬の食材を用いた献立の配信や、節約情報、生活の裏ワザを配信することで、顧客の興味関心を引くことができます。
配信時間や頻度を細かく設定することで、ターゲットのライフスタイルに合わせた開封率の高いメッセージを配信できます。
LINE公式アカウントでは闇雲に情報発信しても、効果は上がりません。
配信頻度や時間以外にも、投稿する内容やコンテンツに関するルールを社内で設定しておくことが大切です。
例えば、スーパーマーケットなのにお得な保険の情報を配信しても、顧客の関心を引くことはできません。自社の製品やサービスと関連性が強いコンテンツを配信することが大切です。
配信のパターンについてもルール化しておくとファンを獲得しやすくなります。
LINE公式アカウントを効率的に運用するためには、マーケティングツールを使う必要があります。
マーケティングツールを使えば、広告の配信や顧客の情報収集や分析が可能です。
例えば、30代の男性をターゲットとしてLINE公式アカウントを運用している企業があったとします。
マーケティングツールを使えば、30代の男性に絞ったセグメント配信や、タイミングを見計らってのステップ配信が可能です。
配信した情報の一元管理もできるので、購買意欲が高い状況を逃さずに顧客へアプローチできるでしょう。
LINE公式アカウントを使ったマーケティングは、企業や店舗によって目的が異なります。
目的によって顧客へのアプローチ方法も変わるので、最短で成功させるためには他社の成功事例を研究するのが一番です。
例えば、サービスの売上を伸ばしたいと考えている企業があったとします。
サービス自体は良く認知度が低いのであれば、LINE公式アカウントを活用して認知度を高めた事例が活用できるでしょう。
LINE VOOMへの動画投稿で成功した事例があれば、1つのやり方として取り入れてみるのが一番の近道です。
LINE公式アカウントのマーケティングでは、成功事例を研究することが大切です。
これら5つの事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
沖縄で「maxplus」という店舗を運営する株式会社大川は、LINE公式アカウントを利用して売上を大きく伸ばしています。
同社ではコロナ禍において対面販売のみのビジネスモデルに限界を感じたため、2020年5月にECサイトをオープンさせました。
多くのアイテムを取り扱うmaxplusでは、LINE公式アカウントを活用してユーザーに商品を訴求しています。
オリジナルのマットレスのPR動画を配信したところ、売上本数が3倍になったといいます。
打ち出したい商品の情報をテキストで簡略的に伝え、動画の時間も5~15秒と短めに設定したことがポイントです。
中古車購入の販売やオークション代行を手がける株式会社ファンタジスタは、LINE公式アカウントを使って成果を上げています。
2020年1月にLINE公式アカウントの運用を始めて、まずはユーザーに対して同社の事業を丁寧に伝えていきました。
ユーザーと直接コンタクトが取れるLINEの特徴を活かして、チャット機能できめ細やかなフォローを展開していきます。
丁寧な接客で信頼を得た同社では、LINE公式アカウントを利用開始することで中古車購入の問い合わせを約50件獲得しました。
LINE公式アカウントを通じて、ユーザーとの密なコミュニケーションで成果を上げた事例だといえるでしょう。
埼玉県加須市にある長沼精肉店は、2017年12月からLINE公式アカウントを活用しています。
コロナ禍でECサイトやテイクアウトに注力するようになり、LINE公式アカウントを重宝するようになりました。
主婦層の生活サイクルに合わせて時間を決めてメッセージを送信する戦略を取り、ECサイトの売上を伸ばしていきます。
土日限定で販売するテイクアウトどんぶりの告知をメッセージ配信したところ、配信後10分で予約枠が埋まることもありました。
1度のメッセージ配信で売上20万円を記録した好事例といえるでしょう。
千葉県内で学習塾を展開する「ESOH個伸塾」はLINE公式アカウントで退塾率を軽減させました。
電話やメールで生徒や保護者と連絡を取っていましたが、2018年にLINE公式アカウントを開設して連絡方法を変更しています。
LINEを活用することで、生徒や保護者とのコミュニケーションが活性化していきました。
生徒からの質問も、すぐにアドバイスできる環境を整え、スタンプを使ったフランクなやり取りにより、信頼度が高まっていきました。
オンラインによる韓国語レッスンを提供する株式会社K Village Tokyoも、LINE公式アカウントを活用しています。
2018年10月にLINE公式アカウントを開設した同社では、友だち数をKPIとして設定しました。
リッチメニューに体験申込みのリンクを設置したり、Instagramでの投稿を掲載したりと施策を実行しています。
その後、2020年1月に約10,000人だった友だち数が、12月には20,000人を突破しました。
友だち数の増加に伴い、実際に体験レッスンを受けるユーザーも増えたそうです。
LINE公式アカウントを使ったマーケティングで効果を最大にするためには、ツールの活用が欠かせません。
それぞれのツールの特徴を確認して、自社に最適なツールを選択するようにしましょう。
引用:LIBERO
LIBEROは、株式会社ギブリ―が提供するLINE公式アカウント運用ツールです。
セグメント配信やステップメッセージなどの基本的な機能はもちろんのこと、ユーザーを把握するための分析機能も充実しています。
難しいと思われがちなチャットボットの作成も、ドラッグ&ドロップで直感的に操作可能です。
ツールの使い方でわからないことがあれば、電話やメールによるサポートを受けられます。
LINE公式アカウントの開設から配信の企画設計まで、コンサルタントの支援が受けられる便利なツールです。
引用:Liny
Linyは、ソーシャルデータバンク株式会社が運営するツールです。
元々Webマーケター向けのMAツールとして開発されたLinyは、多くのビジネスに必要とされる機能が網羅されています。
例えば、ユーザー情報の一元管理やセグメント配信・ステップ配信、コンバージョン計測などです。
トークの画面内に設置したアンケートにユーザーが回答すると、連携したスプレッドシートへ情報が反映される便利機能もあります。
既に3500社を超える企業に選ばれており、顧客からの意見や要望を常に取り入れていることも特徴の1つでしょう。
引用:LOYCUS
LOYCUSはエキステム株式会社が運営しています。
LINE公式アカウントと連携して、顧客にメッセージを適切なタイミングで送れる顧客管理システムです。
友だち追加、メッセージ受信、URLクリックといったユーザー行動をトリガーにして、シナリオ配信を自動化できます。
自動化により蓄積データに基づき、配信ターゲットやタイミング、メッセージを最適化できるのがLOYCUSの特徴です。
分析のダッシュボードを見れば、最適化された効果がひと目でわかります。
LINE公式アカウント運用の状況を瞬時に把握できるのでおすすめです。
引用:L Message
L Messageは株式会社ミショナが運営するLINE公式アカウント運用ツールです。
L Messageでは友だち情報を自動取得して顧客を管理できます。
いつ、どの媒体から、誰が友だち登録をしたのかが管理画面から確認可能です。
セグメント配信やステップメールなどの機能もあり、アクション毎の費用対効果も可視化できます。
可視化した情報を利用することで、配信先を絞りこんだり、ブロック率低下を防いだりと効率的な運用ができるでしょう。
ユーザーの行動を分析して運用を効率化したい人には、おすすめのツールといえます。
引用:TSUNAGARU
TSUNAGARUは、株式会社デジタルシフトが運営するLINE運用ツールです。
株式会社デジタルシフトは、LINEが定める技術支援パートナーであるTechnology Partnerに選ばれています。
さらにPerformanceとMeasurementの認定バッジを取得しており、LINEに精通した企業だといえるでしょう。
TSUNAGARUでは、0円から始められるフリープランが用意されています。
LINE公式アカウント活用ツールを初めて使う方は、お試しでTSUNAGARUを使ってみるのもよいかもしれません。
多様化するユーザーのニーズに応えるためには、ユーザー一人ひとりと丁寧に向き合うことが大切です。
LINE公式アカウントはユーザーとの直接コンタクトが取れる貴重なツールだといえるでしょう。
LINE公式アカウントの運用にお悩みの方は、株式会社INFLUにご相談ください。
開設のサポートから企画・運営まで、トータルでサポートできます。
また、LINE公式アカウントだけではなく、Webマーケティング全体を支援することが可能です。
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