2022.10.10

【検索されるLINE公式アカウントの作り方はコレ】最低限押さえておきたいポイントや注意点を徹底解説

「LINE公式アカウントの宣伝効果って実際どうなの?」

「LINE公式アカウントを作成したけど、どうやって成果を出したら良いかわからない」

自社商品・サービスのPRや宣伝の一環としてLINE公式アカウントを導入する企業が増えていく中、このような疑問を抱えている人は少なくありません。

この記事では、より多くのユーザーに検索・認知されるLINE公式アカウントの作成方法を解説するとともに、押さえておくべき事前知識やポイントを解説します。

「LINE公式アカウントの作成方法や集客のノウハウを知りたい」と考える方はぜひ、この記事を参考にしてください。

1.LINE公式アカウントとは

まずは、LINE公式アカウントの需要が高まっている理由を解説します。

LINE公式アカウントは、LINE上で企業や店舗がアカウントをつくり、友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けることのできるサービスです。

以前のLINE公式アカウントは無料プランが存在しなかったものの、LINE@と統合された後は無料でもアカウントを開設できるようになりました。

LINEのユーザー数は日本の人口の70%以上にものぼる

LINE公式アカウントが商品・サービスのPRにおいて効果的である理由のひとつに、「日本国内におけるLINEのユーザー数の多さ」があります。

日本国内におけるLINEのアカウント数は2022年9月時点で約8,200万人となっており、これは日本の人口のおおよそ70%にも及ぶのです。

中にはTikTokやInstagramを使わず、LINEのみを家族や友人との連絡手段として使っている人も多くいます。

LINE公式アカウントは、他のSNSに比べても幅広い年齢層におけるユーザーの生活インフラであることから、より多くの人の目に触れやすいことが大きな強みです。

LINE公式アカウントの料金形態は3つある

LINE公式アカウントには、以下3つの料金形態があります。

  • フリープラン
  • ライトプラン
  • スタンダードプラン

それぞれのプランの特徴は、以下のようになっています。

プラン名フリープランライトプランスタンダードプラン
月額固定費無料5,000円15,000円
送信可能な無料メッセージ通数1,000通15,000通45,000通
追加メッセージ料金不可5円/件最大3円(追加メッセージ数によって異なる)

フリープランとその他2プランには、送信可能なメッセージ数に大きな差があることが特徴です。

1万人以上の友だちを追加したい場合はライトプラン、もしくはスタンダードプランへ加入する必要があります。

2.LINE公式アカウントの種類

LINE公式アカウントは、以下の3種類があります。

  • 未認証アカウント
  • 認証済みアカウント
  • プレミアムアカウント

3種類のLINE公式アカウントそれぞれの特徴を解説しますので、是非参考にしてください。

未認証アカウント

未認証アカウントは、個人・法人を問わず誰でも取得できるアカウントのことを指します。

誰でも気軽に始められるのが大きなメリットですが、検索結果に表示されることがないためPRや宣伝を行うのは極めて困難です。

自社商品・サービスを広めるにあたっては、認証済みアカウントを取得する必要があります。

認証済みアカウント

認証済みアカウントは管理画面から申請を行い、LINEが設けている審査を通過した状態のアカウントを指します。

認証済みアカウントはアイコンの右下に星印の青色のバッジがつき、LINEアプリ内での検索対象となるのが未認証アカウントとの最大の違いです。

また認証済みアカウントの場合、以下の機能が使えるようになります。

  • 販促用ポスターのダウンロード
  • 決済の利用
  • 友だち追加広告の利用

プレミアムアカウント

プレミアムアカウントは、認証済みの公式アカウントの中でも更に特別な審査を通過したアカウントを指し、バッジの色が灰色から緑色に変わることが特徴です。

プレミアムアカウントの審査認定基準は、現段階では非公開となっています。

3.LINE公式アカウントの作成手順

LINE公式アカウントを作成する上では、以下のステップを踏むことが必要不可欠です。

  1. 「LINE公式アカウントの開設(無料)」ボタンをクリックする
  2. 個人のLINEアカウント(またはメールアドレス)を登録する
  3. LINE Official Account Managerにログインする
  4. アカウントの基本情報・プロフィールを登録する
  5. あいさつメッセージの設定を行う

それぞれのステップを詳しく解説します。

「LINE公式アカウントの開設(無料)」ボタンをクリックする

LINE公式アカウントを作成するにあたって、まずは「LINE公式アカウントの開設(無料)」ボタンをクリックしましょう。

このステップでは同時にアカウントの審査を行うこともできるため、企業として認証済みアカウントをいち早く入手したい場合は同時に審査を行いましょう。

個人のLINEアカウント(またはメールアドレス)を登録する

LINE公式アカウントの開設が完了したら、次は個人のLINEアカウントあるいはメールアドレスを登録するステップです。

ここで入力する情報は、LINE公式アカウントの管理担当者のLINEアカウントまたはメールアドレスとなります。

パスワードの紛失やアカウントの引継ぎ時にはこれらの情報が必要となるので、必ず忘れないように管理しておきましょう。

LINE Official Account Managerにログインする

LINE公式アカウントと個人のアカウントの連携が完了したら、次はLINE Official Account Managerにログインしましょう。

LINE Official Account Manager(OAM)は、LINE社がLINE公式アカウント開設者・管理者向けに用意している運用管理画面です。

LINE Official Account Managerにログインすることで、以下の段落で紹介するLINEアカウントの便利な機能を使えるようになります。

アカウントの基本情報・プロフィールを登録する

LINE Official Account Managerへのログインが完了したら、次はアカウントの基本情報やプロフィールを充実させるステップです。

ここで入力するのは一般のLINEアカウントと同様、アカウント名やプロフィールがあります。

ユーザーがアカウントをひと目見ただけでわかるようにするためにも、自社や店舗のロゴ写真をアイコンに設定し、簡潔でわかりやすいプロフィールの作成を心がけましょう。

あいさつメッセージの設定を行う

アカウントの基本情報やプロフィールの入力が完了したら、次はあいさつメッセージの設定に移ります。

あいさつメッセージは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加(もしくはブロックを解除)した際に自動的に送られる1通目のメッセージです。

あいさつメッセージはステップメール同様、あらかじめ用意されたテンプレートの定型文を送信するため、配信したい内容に合わせて文章構成や内容を調整しましょう。

4.LINE公式アカウントの便利な機能

LINE公式アカウントには、以下6つの便利な機能があるので覚えておきましょう。

  • メッセージ配信
  • チャット機能
  • リッチメニュー機能
  • LINE VOOM投稿機能
  • 販促機能
  • レポート機能

それぞれの機能を深掘りして解説します。

メッセージ配信

LINE公式アカウントの1つ目の便利な機能は「メッセージ配信機能」です。

メッセージの形式は全部で10種類存在し、よく使われるものは以下のようなものがあります。

  • リッチメッセージ
  • 動画メッセージ
  • カードタイプメッセージ

チャット機能

LINE公式アカウントの2つ目の便利な機能は「チャット機能」です。

チャット機能はその名の通り、公式アカウントを友だち追加した一般ユーザーと一対一でやりとりができる機能のことを指します。

リッチメニュー機能

LINE公式アカウントの3つ目の便利な機能は「リッチメニュー機能」です。

リッチメニュー機能は、ユーザー側のトーク画面下部に目に留まりやすい大きなメニューを固定で表示する機能のことを指します。

LINE VOOM投稿機能

LINE公式アカウントの4つ目の便利な機能は「LINE VOOM投稿機能」です。

LINE VOOMは旧バージョンにおけるタイムラインと同等の機能を持つため、公開対象として設定したユーザーに近況や広告などを投稿できます。

販促機能

LINE公式アカウントの5つ目の便利な機能は「販促機能」です。

販促機能を使うと商品やサービスの情報を友だち追加しているアカウントに対して一斉に配信できるため、タイムセールやキャンペーンの告知などの際に便利な機能です。

レポート機能

LINE公式アカウントの6つ目の便利な機能は「レポート機能」です。

レポート機能では、アカウントに関する以下の情報を分析できます。

  • 友達の増加推移や傾向
  • ユーザー属性
  • 月ごとの投稿のまとめ

5.LINE公式アカウントで集客を成功させるためのポイント

LINE公式アカウントでの集客を成功させるためには、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 友だち追加広告を活用して認知度を高める
  • Messaging APIを設定して顧客のターゲティングを行う
  • 予約フォームを活用してユーザーの利便性を高める

それぞれのポイントを詳しく解説します。

友だち追加広告を活用して認知度を高める

LINE公式アカウントでの1つ目の集客のポイントは、友だち追加広告の活用で認知度を高めることです。

友だち追加広告を利用するにあたって、以下のようなターゲティングを行えるようになります。

  • 現在地や居住地、勤務地など位置情報を使った地域ターゲティング 
  • 年齢や年収などの属性ターゲティング
  • 興味や志向による詳細ターゲティング

LINE公式アカウントを使って宣伝を行う商品やサービスの特徴を理解した上で、見込み顧客となるユーザーをターゲティングで絞り込みましょう。

Messaging APIを設定して顧客のターゲティングを行う

LINE公式アカウントでの2つ目の集客のポイントは、Messaging APIを設定して顧客のターゲティングを行うことです。

Messaging APIとは、LINEのアカウントを通じてユーザーとの双方向コミュニケーションを実現するAPIのことを指します。

Messaging APIを活用することで、特定の条件を満たすユーザーにのみ送受信を行うメッセージの作成やチャットボットの作成が容易になります。

予約フォームを活用してユーザーの利便性を高める

LINE公式アカウントの3つ目の集客のポイントは、予約フォームを活用してユーザーの利便性を高めることです。

作成した予約フォームをメッセージで送付することで、ユーザーが面倒な手続きや外部のサービスを使用せずに店舗や商品の予約ができるようになり、利便性が高まります。

予約フォーム機能を使う際にはアカウントを事前に予約サービスと連携させる必要があるため、これらの設定も必ず行うようにしましょう。

6.LINE公式アカウントを運用する上での注意点

LINE公式アカウントを運用する上では、以下3つの注意事項を念入りに確認することが必要不可欠です。

  • 過度にメッセージを送信しない
  • 常に情報を最新のものに更新する
  • 読みやすいメッセージの作成を心がける

それぞれの注意事項についての詳細を見ていきましょう。

過度にメッセージを送信しない

LINE公式アカウントを運用する上での1つ目の注意事項は、過度なペースでメッセージを送信しすぎないことです。

LINE公式アカウントのメッセージは、友だち登録しているユーザーが通知をOFFにしていない限り、一般アカウントと同様に受信時には通知が鳴るようになっています。

メッセージを送る頻度が多すぎる、あるいは深夜帯や早朝などの時間に送信してしまうと通知をOFFにされるだけでなく、ブロックやフォロー解除の原因となってしまいます。

友だちにメッセージを送る時間帯は8:00〜20:00の時間帯を選び、送信数は1日に1通までにすることが理想的です。

常に情報を最新のものに更新する

LINE公式アカウントを運用する上での2つ目の注意事項は、常に情報を最新のものに更新することです。

期限が切れたキャンペーンをずっと掲載していたり、価格改定や販売終了した商品の情報を更新せず放置したりすると、気づいたユーザーからの不信感が高まる原因となります。

期間限定のイベントや自社商品やサービスの販売内容等が変わった場合、すぐに情報を更新することを心がけましょう。

読みやすいメッセージの作成を心がける

LINE公式アカウントを運用する上での3つ目の注意事項は、読みやすいメッセージの作成を心がけることです。

LINE公式アカウントのプロフィールやあいさつメッセージの作成時には、以下3つの事項を徹底することが必要不可欠です。

  • 誤字脱字の有無
  • 濁点の位置
  • 難しすぎる言葉の排除

友だち登録しているユーザーの利便性を高めるためにも、送信するメッセージは「読みやすいシンプルな文章」を作成するよう努めましょう。

7.LINE公式アカウントの事前知識をしっかり押さえて集客を成功させよう 

今回は、LINE公式アカウントの作成方法と集客のポイントについて幅広く解説しました。

LINE公式アカウントでの集客成功へのポイントは「正しい使い方を事前知識として習得すること」です。

LINE公式アカウントは種類や機能が多く、場合によっては一つの機能を知っていることで自社商品・サービスの宣伝効果が大きく変わってきます。

皆さんも過剰な宣伝や読みにくい文章などに注意しつつ、「LINE上での会社の顔」となる公式アカウントを作成することを心がけてください。

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