2022.06.08

【2022年版】インフルエンサーマーケティングの企業事例12選!費用や効果についても解説

「インフルエンサーマーケティングの具体的な事例が知りたい」

「インフルエンサーマーケティングの費用はどれくらいかかるんだろう」

このように疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

そこで、事例を知っておくとインフルエンサーマーケティングへの理解を深めることが可能です。

今回の記事では、インフルエンサーマーケティングの企業事例やメリットをご紹介します。

費用相場や成功のポイントも解説しているので、合わせてご参考にしてください。

目次

1.インフルエンサーマーケティングを依頼する際の費用はどのくらい?

インフルエンサーマーケティングの費用相場は、1回の投稿で「2~4円×フォロワー数」が一般的です。

例えば、フォロワー数が20万人のインフルエンサーに依頼する場合の相場は、40万~80万円になります。

  • どのプラットフォームを利用するのか
  • どのインフルエンサーに依頼するのか

によって、費用は変わってきます。

また、投稿だけではなく、商品企画の協力やイベントへの参加なども依頼したい場合があるでしょう。

どんな依頼内容かによっても、かかる費用は異なります。

2.インフルエンサーマーケティングを行うメリット4選

インフルエンサーマーケティングを行うメリットを4つ、解説します。

  1. アプローチする層のターゲティングがしやすい
  2. 消費者目線でのレビューに繋がる
  3. 通常広告よりも受け入れられやすい
  4. ファンに拡散されやすい

いずれも集客につながるメリットなので、1つずつ確認していきましょう。

1. アプローチする層のターゲティングがしやすい

インフルエンサーを起用すると、ニーズが顕在化している顧客に効率よくアプローチできます。

各ジャンルのインフルエンサーは、そのジャンルに興味をもっているフォロワーを多く抱えているからです。

コスメのインスタグラマーであればコスメが好きなフォロワー、グルメブロガーであればグルメ好きなファンが存在します。

このように、アプローチしたい層に宣伝できるのがメリットの1つと言えるでしょう。

2. 消費者目線でのレビューに繋がる

インフルエンサーマーケティングは、消費者目線でのレビューにも繋がります。

企業の人間ではないインフルエンサーが口コミを投稿することで、説得力のある宣伝が可能です。

顧客と同じ立場の消費者であるインフルエンサーが「この商品は良い」と言うのなら、きっと良いはずだと共感を呼びます。

逆に、多少デメリットが書かれていたとしても、むしろ信頼感が生まれ安心するユーザーもいます。

「これくらいのデメリットなら、メリットのほうが上回っているし買おう」と購買に繋がることもあるはずです。

3. 通常広告よりも受け入れられやすい

インフルエンサーマーケティングは、通常の広告よりもユーザーに受け入れられやすい特徴があります。

インフルエンサーがレビューをすることで普段の投稿のように見え、セールス色が薄くなるからです。

また、好きなインフルエンサーが紹介しているなら、PRであっても見たいと感じるユーザーは多いでしょう。

さらに、広告を非表示にしているユーザーにも、インフルエンサーの投稿ならブロックされずに届けられます。

このように、通常の広告であれば見てもらえなかったかもしれないユーザーにも、認識してもらえるきっかけを作ることが可能です。

4. ファンに拡散されやすい

インフルエンサーのレビューはフォロワーに拡散され、情報が広がっていきます。

インフルエンサーの投稿が多くの人の目に入るため、潜在層の顧客やフォロワー以外の顧客の獲得も見込めます。

企業が積極的に動かなくても、ユーザーの手によって自動的に宣伝されるのは嬉しいポイントでしょう。

宣伝コストも抑えられるので、まさに一石二鳥です。

3.インフルエンサーマーケティングを行うデメリット3選

インフルエンサーマーケティングには、メリットだけではなく以下のようなデメリットもあります。

  1. ステルスマーケティングに繋がると炎上する可能性がある
  2. インフルエンサーと意思疎通ができないと効果的な宣伝に繋がらない
  3. インフルエンサーの選定が難しい

デメリットも把握した上で、インフルエンサーマーケティングを採用するか判断しましょう。

1. ステルスマーケティングに繋がると炎上する可能性がある

インフルエンサーがレビューすることで、ステルスマーケティングに繋がり炎上するリスクもあります。

ステルスマーケティングとは、宣伝ということを伏せ、宣伝する手法のことです。

ステルスマーケティングが発覚すると、企業や商品の信頼が崩れ落ち挽回が難しくなるため、細心の注意が必要です。

炎上のリスクを抑えるためにも、インフルエンサーに投稿を依頼する際には、PRであることを必ず明示してもらいましょう。

2. インフルエンサーと意思疎通ができないと効果的な宣伝に繋がらない

インフルエンサーが企業の望むようなレビューをしてくれなければ、効果は薄れてしまいます。

インフルエンサーが投稿する内容は基本的に任意です。

そのため、企業からある程度希望を伝えたとしても、「自分の感じた通りそのままを書く」と言うインフルエンサーもいるでしょう。

また、短いテキストで投稿する場合、正確性の欠ける内容になってしまうかもしれません。

インフルエンサーと意思疎通ができなければ効果が出ず、最悪の場合誤った情報が出回ってトラブルに繋がることもあるので注意が必要です。

3. インフルエンサーの選定が難しい

インフルエンサーの選定は難易度が高く、苦労することがあります。

インフルエンサーマーケティングは、誰を起用するかで成功するかどうかが決まると言っても過言ではありません。

フォロワー数ばかり注目してインフルエンサーを起用すると、上手く顧客に刺さらないこともあるでしょう。

企業や商品の特徴・イメージとマッチし、かつ炎上リスクの低そうな安心できるインフルエンサーを選ぶ必要があります。

4.【徹底解説】インフルエンサーマーケティングの企業事例12選

インフルエンサーマーケティングの企業事例を12社ご紹介します。

  1. 株式会社おやつカンパニー
  2. 株式会社カネボウ化粧品
  3. シャープ株式会社
  4. P&Gジャパン合同会社
  5. エバラ食品工業株式会社
  6. かどや精油株式会社
  7. 健康コーポレーション株式会社
  8. 株式会社マイナビ
  9. 株式会社ファーストリテイリング
  10. ベースフード株式会社
  11. 大東建託リーシング株式会社
  12.  コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社

いずれも自社商品・サービスの特徴や目的に合ったインフルエンサーの起用をしています。

プラットフォームの選択も適切に行い、成功した事例が多いので、1つずつ確認しましょう。

1. 株式会社おやつカンパニー

株式会社おやつカンパニーは、「BODYSTAR」の宣伝活動でインフルエンサーマーケティングを行い、成功しています。

起用したインフルエンサーは、フィットネスモデルとして活躍する宮河マヤさんです。

フォロワーは、ダイエットやトレーニングに関心のある人が多いと考えられます。

BODYSTARは高タンパク質の大豆スナックなので、宮河マヤさんのフォロワーに上手く刺さった事例と言えるでしょう。

2. 株式会社カネボウ化粧品

株式会社カネボウ化粧品は、「パウダリースキンメイカー限定シェアミニ」のプロモーションにインフルエンサーを起用しました。

人気TikTokerのひかりんちょさんが自ら歌と振付を考えた「ゼロダンス」によって、同商品のカバー力をアピールしています。

さらに複数のTikTokerを起用し、「#ゼロダンス」をつけ投稿してもらうことで、幅広いユーザーに認知されました。

ユーザーの投稿が増え、自然と宣伝に繋がり、広告コストを抑えることにも成功しています。

3. シャープ株式会社

シャープ株式会社は、自社製品を吉本興業所属の家電に詳しい芸人にPRしてもらう施策を行い、成功しています。

「シャープPRグランプリ」という企画で、芸人にコント内で好きな自社製品を紹介してもらうキャンペーンを行いました。

予選会を勝ち抜いた芸人を動画投票等でさらに選抜し、最終的に4組の芸人が決勝戦でお笑いバトルを繰り広げました。

ユーザーはお笑いを楽しみながらシャープ製品を知る機会となり、投票もできることから一体感も生まれた好例と言えるでしょう。

4. P&Gジャパン合同会社

P&Gジャパン合同会社は、「h&s scalp」のプロモーションでインフルエンサーマーケティングを行っています。

h&s scalpはフケに悩む男性向けのシャンプーとコンディショナーです。

このh&s scalpを宣伝するため、まず「アンドー|スパイ」という架空の人物のTwitterアカウントを開設しました。

そして、アンドー|スパイの投稿をインフルエンサーに引用リツイートしてもらうことで、h&s scalpの認知を広めたのです。

引用リツイート例としては、98万人以上のフォロワーを持つ、つぶやきシローさんの投稿を行い、約6,000ものいいねがついたケースが挙げられます。

まさに、戦略的な方法で認知を広めた1つの成功事例と言えるでしょう。

5. エバラ食品工業株式会社

エバラ食品工業株式会社は、料理研究家のリュウジさんを起用し成功しました。

「バズレシピ」で有名なリュウジさんは、主婦層から一人暮らしの男女まで広く支持を得ています。

リュウジさんが同社の商品「黄金の味」を使いバズレシピとして紹介することで、多くの反響を呼びました。

黄金の味を用いて作った「黄金鶏チャーシュー」のYouTube動画は1.4万いいねがつき、認知度の拡大に成功しました。

6. かどや精油株式会社

かどや精油株式会社は、チャンネル登録数約88万人を誇る料理系YouTuberはるあんさんを起用し、販促活動を行いました。

はるあんさんは癒し系の料理動画が人気で、同社の商品「純正ごま油濃い口」を使ったお鍋のレシピ動画も好評を得ています。

コメント欄には「私も作ってみます」といった内容が多く寄せられており、見事フォロワーの心を掴みました。

同社は他にも料理研究家の栗原心平さんやリュウジさんを起用し、プロモーションで成功を収めています。

7. 健康コーポレーション株式会社

健康コーポレーション株式会社は、人気泥洗顔料「どろあわわ」のリニューアルでインフルエンサーマーケティングを行いました。

同社は効果的に宣伝ができるよう、工夫しています。

まずは商品発売限定イベントにインフルエンサーを招待し、ブランドや商品の理解を深めてもらいました。

その上でインフルエンサーにPR投稿をしてもらい、熱量の高い内容でPRを行うことに成功しています。

さらにインフルエンサーの投稿はLPに掲載し、CVR改善にも繋がりました。

8. 株式会社マイナビ

株式会社マイナビは、同社の運営メディア「kurasso」にインフルエンサーを起用し販売促進活動を行っています。

kurassoは「家事をもっとシンプルに」をテーマにした、生活雑貨のショッピングサイトです。

同社は家事について発信しているインスタグラマーをアンバサダーに任命し、Instagramでの情報発信を促しました。

アンバサダーの投稿は、Instagramの公式アカウントにも活用しています。

アンバサダーの投稿をフィードやまとめでショッピングタグ付きで紹介し、kurassoへの導線作りを行いました。

オンライン上の商品購入の場としても使われている「Instagram」を上手く利用した例と言えるでしょう。

9. 株式会社ファーストリテイリング

「UNIQLO」や「GU」を展開する株式会社ファーストリテイリングも、インフルエンサーマーケティングを行っています。

同社が運営するアプリ「StyleHint」は、UNIQLOやGUのコーディネートを投稿したり検索できたりするツールです。

StyleHintにはインスタグラマーが多数着こなしを投稿しており、ユーザーの購買意欲を搔き立てています。

気に入った商品はすぐにオンライン購入できるため、購買へのハードルが低いのもポイントと言えるでしょう。

10. ベースフード株式会社

ベースフード株式会社は、マイクロ/ナノインフルエンサーを起用し成功しています。

マイクロ/ナノインフルエンサーとは、フォロワー数の少ないインフルエンサーのことです。

マイクロは5,000~3万人、ナノは500~5,000人程度のフォロワーをもつインフルエンサーあたりが該当します。

マイクロ/ナノインフルエンサーはフォロワーとの距離が近く、いいねがつきやすいのが特徴です。

同社は、本当に自社商品を愛用してくれるマイクロ/ナノインフルエンサーを起用しています。

インフルエンサーと商品企画を行うなど交流も活発に行い、インフルエンサーとともにブランド拡大に努めていると言えるでしょう。

11. 大東建託リーシング株式会社

大東建託リーシング株式会社は、インフルエンサー同士をコラボさせてプロモーションを行っています。

同社の物件紹介サイト「いい部屋ネット」のテーマソングで、2人のインフルエンサーがダンスする動画を公開しました。

ダンスしているのは、小豆さんと東海オンエアのりょうさんです。

小豆さんは踊ってみた動画が人気のダンスが得意なTikTokerですが、りょうさんはダンスが苦手なYouTuberです。

真逆な2人が一緒にダンスをするという、思わず見たくなるような動画を制作しており、思わずユーザーが見たくなるようなコンテンツを作り出しました。

12. コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社

コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社は、インフルエンサーマーケティングで企業のイメージアップを行っています。

世情により自宅で過ごすことが余儀なくされた当時、同社は自宅で楽しめるダンス動画を複数制作しました。

「#おうちでリフレッシュ」タグをつけて投稿するハッシュタグチャレンジを実施し、人気TikTokerも起用しました。

ハッシュタグチャレンジは見事成功を収め、多くのユーザーを楽しませたことで企業姿勢をアピールできました。

5.インフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイント5選

インフルエンサーマーケティングを成功させるには、以下の5つのポイントを押さえましょう。

  1. 施策の目的を明確にする
  2. 自社の商材やサービスに合ったインフルエンサーを選ぶ
  3. インフルエンサーの実績を十分に確認する
  4. インフルエンサーの過去のPR内容もチェックする
  5. インフルエンサーの評判や口コミを見ておく

先ほど見た企業の事例も、これらのポイントを意識して行われているので、1つずつ確認していきましょう。

1. 施策の目的を明確にする</h3>

施策の目的を明確にすることは、インフルエンサーマーケティングの基本です。

インフルエンサーにはそれぞれのジャンルや得意分野があり、年齢層もさまざまな人がいます。

プラットフォームもTwitter・Instagram・YouTubeと特徴が異なるため、目的により最適な施策は異なります。

施策の目的を明確にしておくことで効果的な選択ができ、成功率が高まるでしょう。

2. 自社の商材やサービスに合ったインフルエンサーを選ぶ

自社の商材やサービスに適したインフルエンサーを選ぶことで、フォロワーの心を掴む施策になります。

例えば、メイクアップアーティストでインスタグラマーのイガリシノブさんのフォロワーは、コスメに関心を寄せています。

さらに言えば、イガリシノブさんの「イガリメイク」の特徴は「透明感×色気」です。

そのため、透明感の出るファンデーションをイガリシノブさんがレビューすれば、より効果が見込めるでしょう。

このように、自社の商品やサービスがフォロワーに届きやすいインフルエンサーを起用することが大切です。

3. インフルエンサーの実績を十分に確認する

フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率も確認することが重要です。

いいねなどの反応の数がエンゲージメント数、「エンゲージメント数÷フォロワー数」で算出されるものがエンゲージメント率です。

エンゲージメント率が高いほど、フォロワーがそのインフルエンサーに関心を寄せていることが分かります。

フォロワーに反応してもらうためには、高いエンゲージメント率を持つインフルエンサーを起用してみましょう。

4. インフルエンサーの過去のPR内容もチェックする

インフルエンサーの過去のPR内容を見れば、自社商品のレビューを依頼して成功率の目安が分かります。

類似商品をPRしていて、かつフォロワーからの反応がよければ、自社商品でも成功が見込めるでしょう。

逆に、反応が悪いようであれば成功は見込めません。

インフルエンサーの過去のPR投稿は成功するかどうかのヒントとなるため、必ずチェックしましょう。

5. インフルエンサーの評判や口コミを見ておく

インフルエンサーの評判や口コミも、施策が上手くいくかどうかに関わってきます。

特に「〇〇さんが紹介していた栄養ドリンクがとても飲みやすかった!」など、実際に購買行動を起こした人の口コミは有益です。

また、あまりに個性的なインフルエンサーは、フォロワーは支持していてもフォロワー以外にはウケが悪い可能性があります。

投稿を拡散させてフォロワー以外も集客したい場合は、評判を確認して十分に検討した上で起用しなければいけません。

成功確率を少しでも上げるために、インフルエンサーの評判と口コミの確認は必ず行っておきましょう。

6.ポイントやデメリットも把握した上で、慎重にインフルエンサーマーケティングを行いましょう!

インフルエンサーマーケティングは、ターゲティングが行いやすく消費者に受け入れられやすいメリットがあります。

一方で、ステルスマーケティングとして炎上するリスクもあり、細心の注意を払わなければなりません。

今回ご紹介した事例のように、自社の商品・目的に適したインフルエンサーやプラットフォームを選ぶことが成功のポイントです。

インフルエンサーマーケティングを行う際は、今回ご紹介したポイントやデメリットをぜひ参考にしてください。

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