「LINEを使って広告を打ち出そうと考えているけど、どうすればいいの?」
「LINEってそもそもビジネスにつかえるの?使えるなら参考になるものが見たい。」
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
LINE広告を検討する上で、効率よく集客と成約させる方法を考えなければなりません。
そこで当記事では以下の内容を解説します。
とくに今後LINE広告を使ってビジネスを考えている方や、LINE広告で情報収集してデータを自社のマーケティングに活かしたい人にとって必見の内容です。
目次
LINE広告とは、LINEのユーザーに向けて広告配信ができる運用型広告です。
国内の総人口は1.2億人、国内に9200万人のLINEユーザーがいることを照らし合わせると、人口の約75%に向けて広告配信ができます。
LINE広告はトークページ上部、LINE VOOMなどさまざまな箇所に配信可能です。
配信内容はユーザーが閲覧したページや、高い頻度で使っている機能やアプリから選出されるので効果的なアプローチが実現します。
LINE広告を活用することで、以下の3つのメリットを得られます。
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
株式会社コムニコの調査では、2022年8月時点でLINEが最も国内で使われているSNSと公表されています。
LINEには月間9,200万人のアクティブユーザーがいるため、多くのユーザー層に向けて広告を配信できます。
アクティブユーザー数の多さから、他媒体で狙うのが難しいユーザー層でもリーチできるのがLINE広告の強みといえるでしょう。
LINE広告には以下の配信面が用意されています。
数多くの配信面があるためさまざまな性別、年齢層へのアプローチを図れます。
自社の事業や狙っているターゲットに合わせて配信しやすいので、効率的な集客が実現するでしょう。
LINE広告の配信面については「LINE広告の種類を一挙解説!フォーマットやクリエイティブ制作時の注意点も紹介」で解説しているので、あわせてご参考にしてください。
LINE広告では、以下のセグメントに分類できます。
LINEに登録されたユーザーの情報からターゲットを指定して、配信対象とかけ合わせて精度の高い広告配信が実現できます。
対象となるユーザーの属性や興味から適切なターゲティングができるので、費用対効果の高い広告配信が可能です。
LINE広告のターゲティングについては「LINE広告の種類を一挙解説!フォーマットやクリエイティブ制作時の注意点も紹介」で解説しているので、あわせてご参考にしてください。
広告の検討から配信開始までの流れは、以下の4ステップに分けられます。
LINE広告の配信を始めるまでの手順を見ていきましょう。
「毎月いくら予算として出すのか」「配信期間は数年単位なのか一か月なのか」というポイントを押さえて予算と出稿期間を決めましょう。
LINE広告はオークション形式で配信されるため、一定の予算がないと配信されません。
とくに競合の多い分野やマーケットでは、単価が高くなりやすい傾向があります。
LINE公式によると「月30万円での出稿を3か月以上続けること」を推奨しており、それ以下の予算や期間だと安定した効果が出にくいとされています。
広告の配信目的や商材・業種によっても異なりますが、出稿をする際は予算を必要以上に出し渋ったり、短期間で結果を求めたりしないようにしましょう。
LINE広告には、2種類の課金方式があり「クリック課金」と「インプレッション課金」にわけられます。
2つの方式で課金が発生するタイミングと、おすすめの使い方は以下の通りです。
課金方式 | クリック課金 | インプレッション課金 |
課金発生する場合 | 広告クリック時に課金が発生 | 広告の閲覧数に応じて課金 |
活用方法 | クリックを多く獲得したいと考えている場合 | 商品やサービスを見てもらうことに重きを置いている場合 |
2つの課金方式を理解して、どちらが自社に適しているのか見極めてから選びましょう。
LINE広告には「自動入札」と「手動入札」の2種類が用意されています。
入札方式 | 自動入札 | 手動入札 |
メリット | システムが最適な広告の配信を実施 | 調整しやすい |
デメリット | システムが入札額について学習するまで時間がかかる | 手動で作業するため、担当者の工数が増加する |
2つの入札方式にはそれぞれ特徴があるため、違いを理解しておくことが大切です。
LINE広告では、クレジットカードの支払いに対応しています。
請求書の発行や手続きは一切不要で、簡単に支払えるのが特徴です。
対応可能なクレジットカードブランドは以下の通りです。
デビットカードやプリペイドカード、海外で発行されたクレジットカードには対応していないので、支払い時は注意しましょう。
LINE広告には5つの広告フォーマットがあり、それぞれ詳しく解説します。
画像や動画のサイズ、配信できる数の違いについて把握しましょう。
引用:LINE
Card型の広告は、トークリストでの動画広告以外すべてで対応可能です。
フォーマット | Card(静止画) | Card(動画) |
1,200×628px | 16:9 | |
トークリスト | 〇 | × |
LINE NEWS | 〇 | 〇 |
タイムライン | 〇 | 〇 |
LINEマンガ | 〇 | 〇 |
ウォレット | 〇 | 〇 |
LINE BLOG | 〇 | 〇 |
LINEポイントクラブ | 〇 | 〇 |
LINEショッピング | 〇 | 〇 |
LINEチラシ | 〇 | 〇 |
広告のファイルサイズやデータフォーマットは以下の通りです。
画像 | 動画 | |
タイトル | 20字以内 | |
ディスクリプション | 75字以内 | |
フォーマット | JPG、PNG | MP4 |
ファイルサイズ | 最大10MB | 最大1GB |
引用:LINE
Squareは、Cardと同様に多くのフォーマットに対応しています。
Cardよりも大きく画面に表示されるため、ユーザーから注目を集めやすいのがメリットです。
フォーマット | Square(静止画) | Square(動画) |
1,080×1,080px | 1:1 | |
トークリスト | 〇 | × |
LINE NEWS | 〇 | 〇 |
タイムライン | 〇 | 〇 |
LINEマンガ | 〇 | 〇 |
ウォレット | 〇 | 〇 |
LINE BLOG | 〇 | 〇 |
LINEポイントクラブ | 〇 | 〇 |
LINEショッピング | 〇 | 〇 |
LINEチラシ | 〇 | 〇 |
引用:LINE
Verticalは、動画専用のフォーマットです。
タイムライン上では2:3の比率ですが、ユーザーが広告をタップすると9:16の画面に変わります。
ユーザーにとって見やすい形へスムーズに切り替わるのが、Verticalの強みといえるでしょう。
フォーマット | Vertical(動画) |
9:16 | |
トークリスト | × |
LINE NEWS | × |
タイムライン | 〇 |
LINEマンガ | × |
ウォレット | × |
LINE BLOG | × |
LINEポイントクラブ | × |
LINEショッピング | × |
LINEチラシ | × |
引用:LINE
カルーセルは、スライド形式の広告で1つの広告に10枚の画像を掲載可能です。
複数の商品やサービスを紹介したい時や、自社の特徴をしっかりと認識してもらいたい時に効果的です。
ただ、掲載できる場所が限られているため、ユーザーに見てもらえるような内容にしなければなりません。
フォーマット | カルーセル |
1,080×1,080px | |
トークリスト | × |
LINE NEWS | 〇 |
タイムライン | 〇 |
LINEマンガ | × |
ウォレット | × |
LINE BLOG | × |
LINEポイントクラブ | 〇 |
LINEショッピング | × |
LINEチラシ | × |
引用:LINE
Small Imageは、LINE広告の中でも最も表示頻度が多いフォーマットです。
トークリストの上部に、広告があるのを見たことがある人は多いと思います。
ただ、Small Imageは表示される面積が小さいため、目立つ画像や注意を引く内容でなければなりません。
フォーマット | Small Image |
600×400px | |
トークリスト | 〇 |
LINE NEWS | 〇 |
タイムライン | × |
LINEマンガ | × |
ウォレット | × |
LINE BLOG | × |
LINEポイントクラブ | × |
LINEショッピング | × |
LINEチラシ | × |
LINEの広告を配信する際のコツとして、以下の4つが挙げられます。
それぞれ上手に運用する上で大切なポイントなので、1つずつチェックしましょう。
デモグラフィック配信とは年齢、性別、地域や関心などでターゲットを指定して配信をする方法で、オーディエンスデータのほとんどが「みなし属性」になっています。
初期段階でターゲティングを絞り過ぎると、顧客になりえたユーザー層をとりこぼす恐れがあるので、デモグラフィック配信がおすすめです。
初期段階では多くのユーザー層にリーチし、機会損失を防ぐために最低限のターゲティングでLINE広告を運用しましょう。
LINE広告の配信効果を改善するにはユーザーの共感を得た上で、興味を引くレベルのクリエイティブを制作する必要があります。
LINE広告では「良いクリエイティブ」の定義として以下の項目を挙げています。
最初からユーザーから興味を引く広告を作るのは難しいので、定期的に改善しながら、クリエイティブの質を高めていきましょう。
LINE広告の配信の配置設定は、自動配信がおすすめです。
自動配信にすれば、LINEやLINE以外のアプリへの配信も行われるので、さらにリーチするユーザー層を広げられます。
また、配信開始から時間が経てば、パフォーマンスレポートで配信先の効果を確認することが可能です。
「LINE」と「LINE Ads Network」の二種類の配信先での成果が確認でき、データから配信先を確認して調整できます。
配信先を調整すれば無駄な広告費用を払わずに済むので、コストを抑えた広告配信が実現するでしょう。
LINE広告を運用するためには、LINE公式アカウントと連携しましょう。
LINE公式アカウントと連携すると、登録したユーザーの情報から類似オーディエンスの作成が可能です。
LINE公式アカウントの友だち登録履歴を参考に類似オーディエンスを作成することで、商品やサービスへの関心が高いユーザーに効率よくアプローチできます。
より関心度の高いユーザー層にリーチするためにも、LINE広告アカウントとLINE公式アカウントの連携は必須といえるでしょう。
LINE広告を配信する上で、特に注意しなければならない点が3つあります。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
LINE広告の審査ガイドラインに従わないとLINE広告を掲載できなくなります。
広告の審査はLINEが常に監視しており、ガイドラインに反した広告は罰則が発生する可能性が高いです。
広告配信にあたっては以下のようなルールがあります。
良い広告を配信できても、ガイドラインを守らなければ成果がでないので注意しましょう。
LINE広告では、以下のコンテンツを掲載できません。
契約解除の措置を取られることもあるので、LINE広告で掲載する商品が上記に該当しないか必ず確認しましょう。
自社内でLINE広告の運用するリソースがない場合は、外注がおすすめです。
これらの業務を一括して請け負える会社であれば、ほとんどリソースを割かずにLINE広告を運用できます。
自社のコア業務に集中したいという場合は、予算と照らし合わせながら外注業者を選定しましょう。
LINE広告の成功事例としては、以下の4つが挙げられます。
それぞれの成功事例についてチェックしていきましょう。
東急スポーツシステム株式会社では、新しいフィットネスジムへの新規顧客を獲得しなければならない課題がありました。
そこで新規顧客の集客を実現するために、LINE広告にて以下の施策を実行しています。
結果的に「友だち追加」を活用した店舗アカウントは、800人の友だち獲得という成果を獲得しています。
株式会社Waqooでは、スキンケアブランド「肌ナチュール」を展開しており、月間1万人の新規ユーザーを獲得するためにLINE広告を導入しました。
そこで広告運用を改善するために、以下のアクションを行っています。
2つのアクションによって、LPへの遷移率が静止画の2倍になり、狙った層の新規ユーザーの獲得に成功しました。
株式会社フュービックは、自社のサービス認知向上と新規顧客来店数を増やす目標がありました。
目標を達成するために、LINE広告で以下の施策を行いました。
これらの行動によって、以下の効果を獲得しています。
花王株式会社は、スキンケアブランドの「キュレル」を展開しています。
キュレルには以下の2つの目的があり、LINE広告にて配信を実施しました。
2つの目標を達成するために、2つの施策を行います。
施策を実行して、新しい顧客の獲得とサンプルの申し込み数を配信前の8倍に増やしました。
LINE広告で成果を出すためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
それぞれのポイントの詳細について解説していきます。
LINE広告で成果を出すためには、適切なKPIの設定をしなければなりません。
KPI(Key Performance Indicator)とは、業務のパフォーマンスを計測するために設定する指標です。
具体的には、以下のような項目を設定する必要があります。
LINE広告における成果や達成状況を確認するためにも、KPIは早期に設定しましょう。
目を引くものや、手を止めるようなインパクトのある広告を作らなければ、ユーザーは興味を持ってくれません。
そこで成果を出しやすいクリエイティブを作るために、以下のポイントを意識することが大切です。
制作するだけではなく、定期的にブラッシュアップを行いながら、改善を繰り返していくことも意識しましょう。
LINE広告で成果が出やすい業界・業種は以下の通りです。
これらの3つの業界・業種は、広告を見てから購入までの決定期間が短いことが共通しています。
たとえばゲームやエンタメでは、若い人が多いLINEの特徴を活かすことが可能です。
スマートフォンゲームやマンガのように若い人向けのコンテンツが揃っている企業は、効率よくCPC(クリック単価)を上げられます。
また、LINEを隙間時間に見る若年層も多いので、効率的に広告配信することが可能です。
そういう場合は、株式会社INFLUにお任せください。
以下からお気軽にお問い合わせいただけます。
株式会社INFLUの強みは以下の通りです。
株式会社INFLUは、LINEでのサポートを得意としており、ユーザーの心理状況を分析し、ライティング・UIデザインまで含めてサポートします。
デザイン面もブラッシュアップした形で運用を行うので、ユーザーを上手く惹きつけることが可能です。
豊富なノウハウと自社開発サービス(ASP)を使用することで、スピーディに成果を出せるのも強みです。
他社では半年必要だった準備期間を2か月に短縮した実例もありますので、早い段階で成果を出したいという企業に向いています。
株式会社INFLUでは、Webマーケティング全体のサポートを可能としています。
このように全体的な施策をサポートできるので、Webマーケティングのノウハウがないという場合でも安心です。
株式会社INFLUでは、LINE公式アカウント上で簡単にECサイトが構築できる「Lea = レア」というサービスを実施しています。
シンプルで使いやすいECサービスなので、初めてECサービスを導入する場合でも問題ありません。
LINEからさらなる売上を拡大させたいという場合は、あわせて活用することがおすすめです。
LINE広告を制作することで、商品やサービスの販売促進と多くのユーザー層へのリーチが期待できます。
ただ、成果が出る運用を実現するためにはクリエイティブへこだわったり、改善を定期的に行ったりする必要があります。
企業によっては運用のためのリソースが足りないという場合もあるでしょう。
そこで株式会社INFLUであれば、LINEの運用、広告による集客から販売までの全体的な施策をサポートできます。
初回無料のスポットコンサルをプレゼントしていますので、ご興味のある方はぜひご利用ください。