Lステップのメッセージ配信の仕様は、LINEのプライベートアカウントや公式アカウントと異なるため、ミスへの対処方法も大きく変わってきます。
Lステップの運用に止まらず、仕事上においてミスの発生は避けられません。
万が一、ミスをしてしまった時の対処法をチーム全体で押さえておきましょう。
この記事では、Lステップのメッセージの誤送信の例や事前・事後それぞれの対策方法を解説します。
目次
結論から言うと、Lステップのメッセージは一度送ったら取り消しできません。
プライベートLINEアカウントでは、メッセージや動画・画像を問わずに「送信取り消し」ボタンがありますが、Lステップのメッセージ送信機能にはありません。
メッセージを焦って投稿したり、不確定な情報を含むコンテンツを軽い気持ちで投稿すると、二度と削除できなくなるので注意が必要です。
Lステップの場合、個人チャット向けに送ったメッセージでも送信取り消しは不可能です。
Lステップではユーザーの種類を選んでメッセージを送れますが、送信の取り消し機能はコンテンツ投稿と同様に実装されていません。
対象ユーザーをトラッキングなどの機能で選定していた場合、誤った内容を含むメッセージを複数人に一斉に送ってしまい、取り消せなくなるので気をつけましょう。
LINE公式アカウントの場合、メッセージの送信取り消しが可能です。
LINE公式アカウントでは、誤った内容を含むメッセージに気づくとPCの管理画面からメッセージ自体を削除できます。
しかし、クーポンなどお金に関する情報を含むコンテンツを誤って投稿し、ユーザーがそれを使ってしまうと操作を戻せなくなるので注意しましょう。
Lステップのメッセージ作成時に、よくある誤送信の例を紹介します。
メッセージを作成・確認する際は、以下4つのポイントを中心にチェックを行いましょう。
Lステップのメッセージ作成時によくある一つ目のミスは、スマホやPCの予測変換によって発生する誤字・脱字です。
スマホやPCの予測変換は、普段使用頻度の高い文字・単語に優先的に変換される仕様になっています。
予測変換による誤字・脱字は、ユーザーから見ても一目でわかるので大きな問題は起こりません。
ただし、以下のような悪いイメージを与えやすくなります。
ユーザーによっては、意図しない予測変換による誤字の捉え方が悪い方向に行ってしまうこともあるので気をつけてください。
Lステップのメッセージ作成時によくある二つ目のミスは、すでに更新されている古い情報の流用です。
Lステップのメッセージ作成時においての古い情報は、以下のパターンなどが該当します。
特に3つ目のパターンの場合、本来は一度限りのクーポンを一人のユーザーに何度も使用されてしまう可能性もあるため、設定時は念入りに確認しましょう。
Lステップのメッセージ作成時によくある三つ目のミスは、日本語における助詞の使い方の誤りです。
日本語における助詞の使い方の間違いには、以下のパターンがあります。
正しくは「涙で頬を濡らす」「京の町で遊ぶ」です。
あまりに助詞の使用ミスが多いと、消費者からの信頼感が得られないほか、SEO(検索エンジン)における評価に悪影響が出ます。
また助詞だけでなく、一つの文章における同じ単語や濁点の多用も読みにくいコンテンツの原因となるため注意しましょう。
Lステップのメッセージ作成時によくある四つ目のミスは、長すぎて読みにくい文章です。
このパターンの場合、日本語としてのミスは目立たないものの、程度によっては多少の誤字が含まれる文章以上に読みにくくなってしまいます
大手SNSアプリの一つである「Twitter」において1ツイートの文字制限「140文字」が設けられているように、ユーザーは読みやすく簡潔な文章を好むのです。
Lステップでは誤字脱字だけでなく、「ユーザーに読んでもらえるか」「読んで不快のない文章になっているか」を読者の視点に立って考える習慣をつけましょう。
Lステップにおいて誤りを含むメッセージを送信してしまった場合、取り消しは不可能となっているため、ミスの種類や程度によって適切な対処を行いましょう。
ミスの程度別の対処方法をそれぞれ解説します。
一目で正しい内容を推測できる程度のミスや、数文字程度の誤字や脱字の場合、メッセージを再送しないのが得策です。
たった一文字の誤字や変換ミスの場合、多くのユーザーは対象となる文字を「ミス」と認識し、正しい内容を自分の頭で推測できます。
投稿でユーザーに伝えたい内容に差異が出るレベルのミスでない場合、メッセージを「追い送信」してしまうと、ユーザーから疑問を抱かれるので避けておきましょう。
サービスの期間や商品の金額など、内容によってユーザーの行動内容が変わってくるレベルのミスの場合、正しい内容のメッセージの再送が必要です。
期間限定のクーポンがテキストのみ残っていた場合、現金や電子マネーで決済するユーザーは支払いが上手くいかない現象に直面してしまうかもしれません。
ユーザーの行動自体に支障をきたすミスを含むメッセージの場合、取り消しが不可能なので正しいメッセージを再送しましょう。
誤ったメッセージを送りなおす場合、再送メールとわかるよう冒頭部分を編集しておくのがポイントです。
メッセージの冒頭部分を編集せずに再送すると、ユーザーに「結局どっちが正しい情報なのかわからない」というイメージを抱かせる原因となってしまいます。
メッセージの冒頭部分に「お詫び」や「ごめんなさい」など、再送メールだとわかる記述やミスに関しての謝罪の言葉を加えておきましょう。
Lステップの日々の運用において、メッセージの誤送信を防ぐための対策方法を3つ解説します。
以下3つの方法は一度だけでなく、チームメンバー皆で日々行う習慣を身につけるのがポイントです。
Lステップのメッセージを誤送信しないための一つ目の対策方法は、メッセージの送信前に念入りに内容を確認することです。
メッセージの誤送信対策における確認は、以下3つの事項があります。
時期の確認には、「コンテンツと投稿するタイミング」と「コンテンツに古い内容が入っていないかのチェック」の内容が含まれることもポイントです。
Lステップのメッセージを誤送信しないための二つ目の対策方法は、メッセージの作成から送信までのフローを一人だけで行わないことです。
Lステップのコンテンツ作成自体は、一人で行っても構いません。
しかし、作成して投稿する前の確認では、自分以外の誰かを巻き込んで行うのが最善策となります。
他人に一度目を通してもらうことで、自分では気づけなかったミスだけでなく、読みやすさや改善案を提案してもらえる可能性も高まるのです。
Lステップのメッセージを誤送信しないための三つ目の対策方法は、メッセージの定型文は予め別の所に保存しておくことです。
Lステップのメッセージでよく使う文章は、入力ミスを防ぐためにもテンプレート機能を活用して保存・管理するのがポイントとなります。
テンプレート機能を活用すると、誤字脱字の予防だけでなく毎回の入力作業の短縮にも繋がるので、使っていない人は是非活用を検討しましょう。
Lステップの具体的な運用方法は別記事で紹介しています。
Lステップのメッセージの仕様やよくあるミスの例、誤送信を防ぐための事前・事後の対策方法を解説しました。
一度送ってしまったメッセージを取り消せないLステップでは、メッセージの送信前に内容をしっかり確認し、自社のイメージを下げないよう心がけましょう。
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