Instagramのショッピング機能は、2018年6月に日本で導入されたものです。
Instagramの写真と商品ページを紐づけることにより、ユーザーをダイレクトにECサイトへと誘導することができます。
Instagramの投稿は宣材写真と違いユーザー目線に合わせやすく、共感を得やすいために強力なマーケティングツールとして役立ちます。
ユーザーは商品を使うイメージが湧きやすく、手軽に購入できるため、売り手と買い手双方にとってメリットの高い機能です。
本記事ではInstagramのショッピング機能の概要をおさえた上で、ショッピング機能についてのメリットや導入の際の設定方法などについて解説していきます。
また、本記事の最後にはInstagramのショッピング機能を活用した成功事例も紹介します。
目次
Instagramのショッピング機能とはinstagramにおけるタイムラインやストーリーズに投稿した写真に商品情報をタグ付けして、ECサイトの商品購入ページにユーザーを誘導する機能のことです。
ユーザーはInstagramに投稿された写真に映っている商品の詳細を確認し、手軽に購入できるようになります。
Instagramのショッピング機能を導入するメリットは以下の5点です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
Instagramに投稿されている商品の写真からECサイトの購入ページに飛ぶことができれば、消費者は購入ページを探す手間が省けます。
サイトを検索して探したり、投稿者に購入先を質問したりする必要はありません。
消費者はInstagramの投稿から購入ページに直接移動できれば商品を容易に購入できるため、提供先の企業に対する満足度も高まるでしょう。
消費者にとって、Instagramで気に入った商品の購入ページを探すのは手間になります。
消費者の中には購入までのプロセスに負担を感じ、購入をあきらめてしまう人もいるかもしれません。
Instagramの投稿から購入ページに飛ぶことができれば、購入の意欲のある顧客を逃しにくくなります。結果的に商品の販売数が増えるでしょう。
Instagramの全年代における利用率は34.3%となっています。
特に、若年層の利用率が高く、10代・20代の女性の80%以上が利用しています。
Instagramは無料で運用できるためコストをかけずに多くの消費者に商品やサービスの魅力を伝えることができます。
特に、若年層や女性をターゲットにした商品やサービスとの相性がよく、投稿内容によってはInstagramを活用することで多くのファンを増やせるでしょう。
Instagramの使い方によっては自社のブランド名や商品、サービスの認知度をアップできます。
例えば、ハッシュタグを使って投稿すれば、その言葉に興味のある消費者がハッシュタグを経由して自社のInstagramにアクセスしてくれることもあります。
商品やサービスについてInstagramをきっかけに認知してくれる人を増やせるでしょう。
自社のInstagramをフォローしてくれたユーザーの中には、自社をすでに利用したことのある顧客の他、実際に利用したことはないものの興味を持っている人や機会があれば利用してみたいと考えている人も含まれるでしょう。
Instagramをフォローしている潜在顧客の中から商品を購入してくれる人や、投稿内容からファンになって実際に来店してくれる人が出てくることもあります。
ショッピング機能は以下の流れに沿って設定します。
それぞれの項目について詳しく解説していきます。
Instagramのショッピング機能は利用資格を満たしたユーザーでなければ利用できません。
利用資格を満たしているかどうか確認することから始めてください。
利用資格を満たすには、以下の項目を全て満たす必要があります。
利用資格を満たしていることが確認できたらカタログをFacebookで作成します。
Instagramのショッピング機能を使うためにはFacebookページ、もしくはFacebookビジネスマネージャにおいてカタログを作成しなければなりません。
分かりやすさを重視する方にはFacebookページから商品を1点ずつ追加する方法をおすすめします。
一方、登録する商品数が多い方や現在使用中のECサイトがInstagramショッピング機能に対応している方には、Facebookビジネスマネージャ経由での商品カタログの作成がおすすめです。
Facebookでショップやカタログの作成が完了したら審査に入ります。
FacebookページとInstagramのアカウントがリンクされていれば、アカウント審査に自動で入ります。
審査にパスした方のプロフィール画面には「Instagramで製品をタグ付け」という案内が表示されます。この案内の中から「スタート」を選択してください。
投稿時、商品の画像に通常通りタグ付けを行えば、ショッピング機能を利用できるようになります。
Instagramのショッピング機能を活用した成功事例として以下3つの企業が挙げられます。
それぞれの事例について詳しく解説していきます。
ボタニストは自然派のシャンプーや化粧水などを扱うメーカーで、20代や30代からも多く支持されています。
Instagramの利用率が高い年代からも多く支持されていることから、Instagramを活用した認知の拡大や興味の形成にも力を入れています。
BOTANISTはショッピング機能を活用してユーザーの購入につなげている他、コメント機能やDM機能を活用したDMパーソナル診断を実施するなど、Instagramをさまざまな面で活用しています。
Gilt Japanは共同購入型のタイムセールが得意なショッピングサイトです。
高級ブランドの商品を値下げ価格で購入できることから多くの人たちに支持されています。
洋服や雑貨などの写真がおしゃれに投稿され、独自の世界観が演出されています。
また、インスタグラムのショッピング機能でも大幅な値下げの主張をし、消費者が値下げを見落としにくいよう工夫されています。
minneはCtoCのハンドメイド商品を扱うショッピングサイトです。
個人の作家が手掛けた作品を紹介することで、クリエイターのブランディングも行っています。
minneは従来からInstagramに投稿した商品について消費者から購入方法に関する問い合わせが多くありました。
ショッピング機能を導入したことで消費者が購入しやすくなった他、クリエイター側は売上につなげやすくなりました。
本記事で解説したように、Instagramは国内において安定的な人気を誇っています。
特に、若年層の利用率が高く、若い世代の中にはInstagramから情報を収集したり、購入する商品を検討する人も多くいます。
Instagramのショッピング機能をうまく活用することで、消費者は気になる商品を短時間で購入できるようになります。
購入ページを探す手間や負担を省けるため販売元に対する満足度も高まるでしょう。
また、事業者側にとっても売上の機会を逃さないなどといったメリットを得られます。
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