「これからAmazonで販売を開始したい」
「どんな機能があるの？手数料とかってかかるの？」
このように悩んでいませんか。
Amazonでは手軽に商品を販売することができ、便利な機能も多く揃っています。
あらかじめどのような仕様になっているのか知っておくと、よりスムーズに販売を開始することが可能です。
今回の記事ではAmazonで商品を販売する際の手順、月額料金、商売繁盛のコツを紹介します。
これからAmazonでの販売を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Amazonで商品を販売する際は、以下の手順で進めましょう。
それぞれの手順について、詳しく解説します。
Amazonで販売するためには「出品用アカウント」を取得する必要があります。
通常のアカウントだけでは出品できないので、以下の手順で取得しましょう。
審査に通った後は、早速自分のお店のプロフィールを設定しましょう。
特定商取引法に基づき、店舗名や運営責任者、お問い合わせ先電話番号などを記載する必要があります。
必要とされている情報に漏れがあると、運営を開始できません。
法律上必要となる情報なので、全て記入できているか確認して先に進みましょう。
Amazonには以下のプランがあるので、どちらかを選びましょう。
| プラン | 特徴 |
| 小口出品プラン | ・月間販売個数が49個まで・月額使用料はなし・販売手数料と、商品を1つ販売するごとに100円という基本成約料がかかる |
| 大口出品プラン | ・月額登録料4,900円と販売手数料が必要・販売ごとの基本成約料はなし・商品を毎月50点以上売る予定がある場合におすすめ |
まずはお試しで販売を初めて見たいという場合は、小口出品プランからチャレンジしてみましょう。
出品プランを決めた後は、商品情報を登録しましょう。
出品する商品のタイプとして、以下の2つがあるので注意が必要です。
| 商品タイプ | 特徴 |
| 型番商品 | ・商品名、JANコード、型番を入力して検索するタイプ・既に販売されている商品の場合、同じ商品ページに「相乗り出品」することになる・相乗り出品の場合、新規で商品ページを作る必要はない |
| オリジナル商品 | ・まだAmazonで販売されていないオリジナル商品のことを指す・JANコード、商品名、説明文などを入力して申請する・JANコードがない場合は、サポートセンターに問い合わせる必要がある |
自分が出品する商品情報を確認した上で、出品手続きに入りましょう。
発送を行う場合は、以下の手順で手続きを進めましょう。
上記の設定は管理画面で入力できるので、スムーズに手続きを完了することが可能です。
Amazonの月額料金・手数料は、以下の表の通りです。
【月額料金】
| 種類 | 大口出品 | 小口出品 |
| 月間登録料 | 4,900円(税込）/月 | 無料 |
| 基本成約料 | 無料 | 100円(税別）/回 |
【手数料】
| カテゴリ | 販売手数料 | 最低販売手数料 |
| 本 | 15% | なし |
| CD・レコード | 15% | なし |
| DVD | 15% | なし |
| ビデオ | 15% | なし |
| エレクトロニクス（AV機器&携帯電話） | 8% | 30円 |
| 楽器 | 10％ | 30円 |
| ドラッグストア | ・商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%・商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
| スポーツ&アウトドア | 10% | 30円 |
| カー&バイク用品 | 10% | 30円 |
| おもちゃ&ホビー | 10% | 30円 |
| TVゲーム | 15％ | なし |
| PCソフト | 15％ | なし |
| ホーム（家具） | 15% | 30円 |
| DIY・工具 | 15% | 30円 |
| 食品&飲料 | ・商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%・商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% | なし |
| ベビー&マタニティ | ・商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%・商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
| 服&ファッション小物 | ・1商品あたりの売上合計が3,000円以下の部分については、商品代金の12%・1商品あたりの売上合計が3,000円を超える部分については商品代金の8% | 30円 |
引用：Amazon
Amazonで販売するメリットとして、知名度が非常に高いことが挙げられるでしょう。
知名度0の状態でも、不利になることなく商品販売を始めることが可能です。
通常のECサイトを0から始めるよりも、より早く売上を立てられます。
また、ECサイトに対する特別な知識がなくても、すぐに販売を始められるのがメリットです。
ECサイトに対して初めて携わるという方でも、問題なく運営をスタートできるでしょう。
Amazonで販売するデメリットとして、差別化を図りづらいという点が挙げられます。
自社ECサイトのように自分の色を出せないので、他のライバルと差を付けるのが難しいのが事実です。
結果的に価格競争となり、必要以上に安く販売せざるを得ない場合もあります。
また、Amazon自身が商品販売を行うケースもあるため、Amazonが競合になることも想定しておきましょう。
誰でもすぐ出店できるがゆえに、ライバルが多く差別化に苦労するのがAmazonのデメリットといえます。
Amazonで商売繁盛するコツは、以下の3つです。
いずれも重要なポイントなので、一つずつ見ていきましょう。
Amazonでは、期間限定で価格が安くなるセールのことを指します。
手軽にお得感を出せるので、集客につながりやすいのがメリットです。
以下の3つの種類があるので、把握しておきましょう。
| 種類 | 特徴 |
| 特選タイムセール | ・24時間限定で開催されるセール・ユーザーは特定の商品を安く購入できる・出品者はAmazonからの招待制で参加可能 |
| 数量限定タイムセール | ・カート追加率がサイトに表示されるセールイベント・セール対象商品のカート追加率が100%になると終了・出品者はAmazonが定める基準を突破した場合のみ参加できる |
| タイムセール祭り | ・毎月1回のペースで行われている、63時間限定のキャンペーン企画・出品数は他のタイムセールよりも多め・ポイント還元率も高く、多くのユーザーが注目しやすい |
集客率を大きく伸ばせるイベントなので、積極的に参加するように心がけましょう。
商品をより売れやすくするためには、商品情報を充実させることが重要です。
商品情報が多いと、ユーザー側も参考にしやすいので商品を購入する際の基準になります。
特に写真の画質や量は特に大切です。
さまざまな角度から撮った写真があると、どのような商品なのかわかりやすくなります。
一つでも多くの情報を載せる意識を持ち、より売れるように工夫しましょう。
Amazonではライバルが多く、類似商品が多く表示されています。
上位表示するためにも、クリック課金型で簡単に出稿できるスポンサープロダクト広告を活用しましょう。
出稿時には以下の条件を突破する必要があります。
まずは低予算でスタートして、効果を確かめながら運用していくと良いでしょう。
Amazonで販売を開始する際の注意点として、以下の4つが挙げられます。
本格的に販売を始める前に把握しておきましょう。
登録する店舗名は、商品一覧ページに掲載されます。
いわば、お見せの顔ともいえる部分の1つなので、適当な名前は付けないようにしましょう。
上記のような名前にしていると、ユーザーの印象に残りません。
自分ならではのショップ名を付け、ライバルと差を付けましょう。
Amazonで販売する場合、本人確認書類が必要です。
個人で販売する際に必要な書類は、以下の4つです。
また、登録時は以下のポイントを押さえているか確認しましょう。
Amazonでは出品禁止商品があり、破ってしまうとアカウント停止処分、販売永久停止処分になる可能性があります。
禁止ジャンルについて公開していませんが、制限のあるジャンルは公開されています。
主に以下のジャンルの場合は、十分にチェックしましょう。
こちらのページでも詳細をチェックしておきましょう。
Amazonは規模が大きいECサイトなので、偽物商品や盗作商品の出品を防ぐために出品制限を設けています。
特に実績の少ない出品者は、制限をかけられることが多いのが難点です。
出品実績を重ねるごとに、制限をかけられることが少なくなるので活動を地道に続けていきましょう。
Amazon販売は便利かつ、集客しやすいECサイトです。
ただし、月額料金・手数料がかかるうえに、実績がないころは制限をかけられることもあります。
今回の記事では、注意点をまとめているので出品時の参考にしてみてください。
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