2022.04.21

失敗しないマーケティングオートメーションツールの選び方とおすすめツールを紹介!

「マーケティングオートメーションってどうやって選べばいいの?」

「自社に合うマーケティングオートメーションを見つけたい」

このように悩んでいる担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、初めて導入する場合、いろいろと悩んでしまうことも多いですよね。

今回の記事ではマーケティングオートメーションの失敗しない選び方を解説します。おすすめのツール10選も紹介するので、自社にあったツールを選んでください。

これからマーケティングオートメーションを導入する企業にとって、必見の内容です。

1.マーケティングオートメーションとは

マーケティングオートメーションは企業のマーケティング活動を促進するツールです。

具体的には下記の6つが主な機能になります。

  • Webページ作成
  • 問い合わせフォーム作成
  • メール配信機能
  • アクセス解析
  • スコアリング
  • 顧客管理

これらの活動を自動化・業務効率化できるのがマーケティングオートメーションの強みです。ツールによっては機能を満たしていないものもあるので、導入する目的を明確にして選んでください。

2.マーケティングオートメーションを導入する際に失敗しないための5つの選び方

マーケティングオートメーションを導入する際に失敗しないためには、下記の5つの考え方を意識しましょう。

  1. 自社に必要な機能が入っているか
  2. コストパフォーマンスが高いかどうか
  3. 自社の運用体制と連携できるかどうか
  4. 使いやすいかどうか
  5. セキュリティレベルは高いのか


これらのポイントを把握しておくと、ツールを選定する際にスムーズです。

自社にあったツールを確実に導入するためにも、選び方を1つずつ確認しましょう。

1. 自社に必要な機能が入っているか

マーケティングオートメーションツールに入っている機能として、代表的なものは下記の6つです。

  • Webページ作成
  • 問い合わせフォーム作成
  • メール配信機能
  • アクセス解析
  • スコアリング
  • 顧客管理

リード獲得など顧客のアクションを引き出すため、ランディングページなどのWebページを作成できます。資料請求に関わる問い合わせフォームの作成も可能です。

マーケティングオートメーションツールは、シナリオを作成してステップメールを作成したり、リード管理などを組み合わせて使え、成果を出しやすい形になっています。アクセス解析により、リード獲得に繋がるアクションが何なのかを割り出せます。

スコアリングとは、見込み客を行動情報によって点数化し、アプローチの優先順位をつけるものです。商談に移りやすい顧客を自動で割り出してくれます。

CRMなどの顧客管理システムとも連携することができます。

こうした機能がどこまで必要なのかを見極めてください。

2. コストパフォーマンスが高いかどうか

ツールを導入する場合、費用が発生しますが、基本的には価格の高いツールの方が高性能な場合がほとんどです。

ただ、性能が高くても自社に合っていないツールだったり、自社の課題を解決できなかったりするツールだと意味がありません。

実際にどのような性能なのか、自社の課題を解決できるのかというところまでしっかり確認するのが大切です。費用対効果の側面から判断してください。

3. 自社の運用体制と連携できるかどうか

自社で積極的に営業活動やマーケティング活動を行っている場合は、SFAやCRM、名刺管理ツールなどを活用している企業が多いはずです。

そこで、マーケティングオートメーションツールを導入する場合は、すでに使用しているツールと連携できるのか確認しましょう。

確認不足だと連携ができないことが後に判明して、業務効率のアップにつなげられない可能性があります。

なるべくスムーズに導入し、自社のデータを活かすためにも、自社で使用しているツールとの相性は必ず確認しておきましょう。

4. 使いやすいかどうか

いくら性能が高く、機能が充実している場合でも使いづらいと自社の業務効率化に結びつきません。

自社の社員の不満度にもつながり、ツールの使用率が上がらない可能性もあります。

使いやすさを確認するためにも、無料トライアルで仕様を確認しましょう。無料トライアルを用意しているツールの導入をお勧めします。

5. セキュリティ性は高いのか

近年では企業のコンプライアンス意識が厳しく見られており、顧客の情報漏洩が起きると社会的な信用をなくす可能性があります。

顧客情報は貴重なデータで、重要な個人情報にあたるため丁重に扱うことが大切です。

そこで、マーケティングオートメーションツールを導入する場合はセキュリティ性まで確認しましょう。

法務部門や情報システム部門などの関連部署に確認を行い、社内のセキュリティ条件を満たしているかチェックする必要があります。

3.機能別相場一覧

マーケティングオートメーションツールの機能ごとによる相場は下記のとおりです。

月額利用料

機能

~10万円

・メール配信機能

・Webトラッキング機能

・リード(見込み顧客)管理機能

10万円~20万円

・スコアリング機能

・ランディングページ作成機能

・CRM/SFA連携機能

・ステップメール配信機能

20万円~

・SNS連携機能

・レポート&分析機能

一般的には価格が高いほど機能が充実する傾向にあります。

シンプルな機能のみで問題ない場合は、低価格のツール、機能の充実を考える場合は高価格のツールを使いましょう。

4.おすすめのマーケティングオートメーションツール10選!【徹底比較】

国内では多くのマーケティングオートメーションツールがリリースされています

今回の記事では、おすすめのマーケティングオートメーションツールを10選ご紹介します。

それぞれのツールのおすすめポイントも交えて解説するので、比較検討時のご参考にしてください。

1. SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORMはセミナー集客、バーチャルイベントの開催ができるツールです。

セミナー申し込みフォームの作成、受講票作成、受付管理などさまざまな業務に対応しています。

アフターフォローのメール運用まで対応しているので、効率よくナーチャリングすることが可能です。

また、バーチャル展示会も実施できるので、オンラインでのイベントも積極的に開催できます。

360°パノラマビューワーで臨場感あるバーチャル空間を実現できるため、自社製品やサービスの訴求につながりやすいです。

リード管理、キャンペーンマネジメント、SNS連携など基本的な機能も充実しているので、機能が幅広いツールになっています。

公式ホームページ

https://www.shanon.co.jp/

料金

月額100,000円~(税抜)

おすすめポイント

・セミナー管理が可能

・バーチャルイベントを開催できる

・他部署との連携も簡単にできる


2. List Finde

List Finderは、月額3万円台からスタートできるマーケティングオートメーションツールです。

UIもシンプルな形になっているので、初めてツールを活用する際に向いています。

見込み顧客を効率よくナーチャリングできるように、情報を集約・整理する機能、購買意欲を高める機能が搭載されています。

アプローチを継続できるように、優先リード通知、アプローチ管理機能もあるので便利です。

また、6カ月間の無料コンサルティングを受けられるのも強みで、自社でノウハウがない場合でもしっかりと知識を学べます。

定期的な勉強会や個別サポートもあるので、安心して使い続けられるツールと言えるでしょう。

公式ホームページ

https://promote.list-finder.jp/

料金

初期費用:100,000円
ライト:39,800円

スタンダード:59,800円

プレミアム:79,800円

おすすめポイント

・スモールスタートができる

・定期的な勉強会や個別サポートも受けられる


3. MAJIN

MAJINは直感的に使えるシンプルなマーケティングオートメーションツールで、ツールを初めて導入する企業におすすめです。

メール、LINE、ポップアップ、SMSなどさまざまな配信チャネルがあるため、さまざまな角度でリードのナーチャリングが可能です。

サイト訪問、メールの開封状況をもとに顧客をスコアリングしてくれるので、見込み顧客の発掘やサポートを的確に行ってくれます。

また、広告配信から顧客管理まで、社内のあらゆるデータを一元化できることから、有効な対策を考えやすくなっているのも強みです。

「リードナーチャリングをよりスムーズに行いたい」「自社にとって有効な施策を実施したい」という企業に向いています。

公式ホームページ

https://ma-jin.jp/

料金

月額費用:10万円~

おすすめポイント

・SMS・アプリ・LINEへの配信も可能

・シンプルで使いやすいUI


4. SATORI

SATORIは1,000社以上が導入するマーケティングオートメーションツールです。

基本的な機能はもちろん、購買意欲の高い見込み顧客を抽出し、購買意欲が高まった見込み顧客へ自動的にアプローチできます。

業務の自動化を行ってくれるので、本業に集中しやすくなり業務効率化に結びつきやすいです。

案件化しなかった顧客へ再度アプローチする機能もあるため、効率よく自社の顧客を増やしやすくなります。

リードを一元管理する機能もあり、オンライン、オフライン、匿名客、実名客問わずまとめて管理することが可能です。

アプローチ可能な対象が大幅に広がるため、自社のさらなるビジネスチャンスにつながりやすくなります。

公式ホームページ

https://satori.marketing/

料金

初期費用:300,000円

月額費用:148,000円

おすすめポイント

・購買意欲の高い見込み顧客を抽出できる

・案件化しなかった顧客へ再度アプローチ

することが可能


5. b→dash

b→dashは見やすい画面、扱いやすい操作性が特徴となっており、ノーコードで簡単に操作が行えます。

データマーケティングに対応しているのも特徴でデータ連携、加工、抽出などをスムーズに実施できるでしょう。

すべてノーコードで作業できるため、「社内のエンジニアに依頼する」「社外のSIerに委託する」といった工程を省けます。

そのほかにも、コンテンツ配信やデータ統合、メール管理など基本的な機能はもちろん、メール、LINE、SMSなど複数のチャネルでの顧客アプローチが可能です。

使いやすいマーケティングオートメーションツールを導入したいという企業に、とくにおすすめなツールと言えるでしょう。

公式ホームページ

https://bdash-marketing.com/

料金

要見積もり

おすすめポイント

・マーケティング課題に応じて機能を選べる

・ノーコードでのデータマーケティングが実現できる


6. Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engageは、全世界で5,000以上の企業や団体に導入されている優秀なツールです。

マーケティングオートメーションとしての基本的な性能はもちろん、メールマーケティングも得意としています。

顧客のあらゆる行動情報を収集してから、Web、メール、SNSなどさまざまな角度でアプローチを行うことが可能です。

シンプルなダッシュボードと詳細なレポートでデータが確認できるので、施策の効果とROIを把握も把握しやすくなります。

メールマーケティングも効率よく行いたいという企業に、とくにおすすめなマーケティングオートメーションツールです。

公式ホームページ

https://jp.marketo.com/

料金

要見積もり

おすすめポイント

・行動のトラッキングにより適切な顧客や見込み客に効率よくアプローチできる

・Web、メール、SNS、モバイルなど顧客の行動情報を多く集められる


7. Pardot

Pardotは使いやすく見やすい管理画面になっており、マーケティングオートメーションに必要な機能が網羅されたツールです。

投資対効果(ROI)をダッシュボードですぐに確認できるため、マーケティング施策の改善に役立ちます。

他にもセールスに関するリアルタイム通知、見込み客の動向追跡、営業キャンペーンの追跡など便利な機能が備わっているのが強みです。

顧客の状況にあわせた情報が適切なタイミングで届くので、セールスにつながるチャンスを逃さずに済みます。

他にもスコアリング&ランク付けシステムが充実しているため、アプローチすべき顧客を可視化しやすいのも特徴です。

なるべく効率よく営業、マーケティングを行いたいという企業にとって役立つでしょう。

公式ホームページ

https://www.salesforce.com/jp/products/pardot/overview/

料金

Growth:150,000 円(税抜き)

Plus:300,000円(税抜き)

Advanced:480,000円(税抜き)

Premium:1,800,000 円(税抜き)

おすすめポイント

・ダッシュボードでROIが確認できる

・単純作業の部分をほとんど自動化できる


8. Kairos3

Kairos3は、営業のための商談を作り出すことを重視したツールになっています。

顧客データの充実を行い、優先順位を付けたうえで適切なアプローチが可能です。

メルマガで自社のファンを増やしたり、セミナーで情報提供を行ったりとさまざまなアプローチにつなげられます。

自社の営業活動をしっかりと強化したいという企業におすすめなツールです。

公式ホームページ

https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation

料金

初期費用:10,000円

月額費用例

15,000円(保有リード数:~100件、月間PV数:〜5,000PV、月間メール送信数:〜1,500通)

おすすめポイント

・メルマガ、セミナー開催にも使える

・商談内容をKairos3に記録して、チーム内で成功パターンを共有できる


9. BowNow

BowNowはフリープランのあるマーケティングオートメーションツールで、本格的に導入を考える前に使用感を試せます。

スモールスタートできるうえに「企業情報の分析」「アクセスログ解析」「メール配信」「商談履歴管理」など、基本的な機能が網羅されているのが強みです。

Salesforce連携も可能になっており、自社でSalesforceを活用している企業も安心して使えます。

マーケティングオートメーションツールがどのようなものなのか、まずは試したいという企業にとくにおすすめなツールです。

公式ホームページ

https://bow-now.jp/

料金

フリー:0円

エントリー:5,000円

ライト :20,000円

スタンダード:30,000円

おすすめポイント

・まずはフリーで使用感を試せる

・マーケティング活用を支援するコンテンツもある


10. Synergy!

Synergy!は必要な機能だけを厳選し、成果につながる製品を目指したマーケティングオートメーションツールです。

必要な機能のみになっているので、画面なども見やすくUIも整っているので、ストレスなく利用できます。

定期的にユーザーテストを行って使い勝手を検証しているため、効率よく利用できるように最適化されています。

また、セキュリティ性が高いのも強みで、ファイアウォールによる不正侵入検知や暗号化などを徹底化することが可能です。

権限設定・操作ログ・強制ログオフなどにも対応しているため、安心して使い続けられます。

公式ホームページ

https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/

料金

初期費用:118,000円

15,000円〜/月

おすすめポイント

・堅牢なセキュリティを導入している

・Synergy!活用支援サービスがあるので、初めてツールを使う場合でも安心できる

5.マーケティングオートメーションを導入する際にやっておくべきこと

マーケティングオートメーションを導入する際、事前に下記の5つの準備をしましょう。

  1. 課題の洗い出し
  2. 目的の明確化
  3. 顧客データの洗い出し
  4. 運用体制の確立
  5. コンテンツの整備

これらの準備を怠ってしまうと、ツールを導入しても成果が出せなかったり、運用に失敗したりします。

ツールの導入が無駄にならないためにも、準備についてしっかりとチェックしておきましょう。

1. 課題の洗い出し

マーケティングオートメーションツールを導入する前に、まずやっておくべきこととして自社の課題の洗い出しを行いましょう。

セールスやマーケティング部門の担当者の意見を聞き、課題を明らかにします。

  • アポから先に進まない
  • リードのナーチャリングが効率化できていない
  • 顧客のデータをうまく活用できない

ヒアリングするとこれらの意見が出てくる可能性があるので、ツール導入時にしっかりと反映できるようにしましょう。

2. 目的の明確化

自社の担当者にヒアリングを行った後は、マーケティングオートメーションツールを導入する目的を明確化しましょう。

「リードのナーチャリング強化を行う」「業務効率アップに特化したい」

このように具体的に目的を明確化できると、自ずと自社にあったツールを選びやすくなります。

目的の明確化ができていないと、どのツールを選べばいいのか悩むことになるので注意しましょう。

3. 顧客データの洗い出し

ツールを導入する前に自社の見込み顧客データを整理しておきましょう。

すでにリストになっているデータもあれば、まだデータとして取り込んでいない情報もあるはずです。

すべての見込み顧客データをあらかじめ整理しておくと、ツールのスムーズな導入につながります。

顧客データを整理しないままツールを導入すると、社内で混乱する可能性が高いです。

導入前にすべて整理を行い、すぐに作業を終えられる準備を行いましょう。

4. 運用体制の確立

マーケティングオートメーションツールを導入する場合、運用体制を事前に確立する必要があります。

どの部署で誰がどのように運用するのか明確にしておき、メインの運用者を決めておきましょう。

また、関連部署との連携も決めておくと、ツール導入後にスムーズに動けます。

運用体制が確保できていないと、導入したツールを十分に活用できない可能性もあるので注意しましょう。

5. コンテンツの整備

見込み顧客のナーチャリングをスムーズに行う場合、段階に合わせたコンテンツの提供が必要です。

  • Webサイト
  • ブログ
  • メール配信
  • 資料
  • 製品カタログ

これらのコンテンツを準備しておくと、見込み顧客のナーチャリングにつながりやすくなります。

クオリティの充実も意識して、自社ならではのコンテンツを制作しましょう。

6.オートメーションツールの導入で生産性を高める

マーケティングオートメーションは、国内で多くの種類のツールが販売されています。

いずれも独自の特徴があり、ツールごとに強みが分かれているのでそれぞれを見極めたうえで比較検討することが大切です。

自社の目的や課題にかみ合っていないツールを選ぶと、高い成果を期待できません。

今回の記事では失敗しないための選び方も解説しているので、合わせてご参考にしてください。

さらに効率よくWebマーケティングを行いたい場合は、株式会社INFLUにお任せください。

SNSの運用、プロモーション、施策の実行などさまざまなWebマーケティングをまとめて依頼できます。

マーケティング企画の立ち上げから施策の実施まで幅広くサポートすることが可能です。

下記からお問い合わせが可能なのでご興味がある場合はぜひ、一度ご連絡ください。